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A「逃がさないよ!」
私はとぷん、と影に沈む。
そして、鬼の影から飛び出た。
鬼「何!?」
A「あはっ!間抜け面ね」
私は、影と影を移動する【
影は、私の体のようなものだ。
鬼「このクソ女が!!」
鬼が私に手をかざす。
すると、そこから空気砲のようなものが出た。
え、避けきれないんだけど!
私はその攻撃を受け、後ろに跳ね返された。
A「げふっ!」
地面と額がごっつんこした。
あの鬼め……私のこと『クソ女』って言った。
絶対許さないんだから!!
炭治郎「大丈夫?」
A「え、炭治郎君優しい。結婚しよ」
伊之助「さっきからそれしか言わねぇな」
炭治郎君たちが駆けつけ、私はむくりと起き上がる。
痛いけど、すぐ治るし。
まあ、なんとかなる。
A「あの鬼、空気砲みたいなの使うよ。
ドラ○もんの秘密道具みたい」
善逸「やめて!!そういうのやめて!!」
善逸君が渾身のツッコミを入れる。
いいね、きみ。
伊之助「おい、ド○ミ!村への近道はあるか!?」
A「ドラ○じゃないけど、近道はこっちだよ」
善逸「ちょっとやめて!俺疲れるんだけど!」
あの鬼はどうせ里へ下りるつもりだ。
先回りして、捕らえたほうがいい。
A「こっちよ、着いてきて」
私は近道のほうへと走った。
近道は、私の家へ来る里の人がよく利用するため、
山道より険しくなくて走りやすくなっている。
それに、三人とも脚が速いから、
すぐに里に着くことができるだろう。
A「ねえ、私は鬼だよ?」
私は走りながら、そう言った。
ねぇ、斬らなくていいの?と言う意味を込めて。
炭治郎「貴女を信じます」
A「……そっか」
炭治郎君の力強い返事に私はそう返した。
本当、変な子。
里の人たちみたいに変な子だ。
京子『貴女は優しいね。私、貴女のこと信じるわ』
優しく微笑む京子ちゃんの顔が脳裏に浮かんだ。
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百鬼 - 京子ちゃんが付いていくかと思ったぁァアアア!!更新頑張ってください (2023年1月18日 15時) (レス) @page42 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - とても面白かったです!更新楽しみに待ってます!更新お願いします!!! (2020年4月23日 16時) (レス) id: 2cb5bf810d (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 面白いです!これからも頑張ってくださいね! (2020年4月6日 18時) (レス) id: e0a13cc95c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - なんと…なんと…。 からの ドブみたいな臭いだ。は草 (2020年4月6日 18時) (レス) id: e0a13cc95c (このIDを非表示/違反報告)
シホニャン - 面白いです。この続き気になります (2019年11月20日 18時) (レス) id: 39a09b6cce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:渡邉 なちゅ。 | 作成日時:2019年8月21日 22時