【銀魂】シャボン玉に乗せた恋心開幕【沖田総悟】 (ページ34)

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「んで、何があったんでィ。俺が来ねェ間に」

「あはは…昨日のお昼頃から、何か調子悪くなっちゃって。ただの貧血だったみたいだから、鉄剤打ってもらったんだ。今は他に何か無いかって検査してきたの。ゴメンね?待たせちゃって。今お茶の準備するから!」

「おい待て立つな座ってろ俺がやる」

安静にしろって言われたばっかで早速ベッドから立ち上がろうとするアホの首根っこを引っ掴んで、ベッドに引き戻しながら一息で言ってやるとAの目が点になった。

「え、いっつも私がお茶汲み係だったのに…どういう風の吹き回し?」

「おめーは俺のことどんな鬼畜だと思ってやがんでィ。具合悪ィ奴コキ使うような真似はしねーよ」

いつもこいつがやってるように、ポットでお湯作って急須で茶を淹れる。
だが…

「「……まずッ!」」

飲んだ瞬間二人でハモった。
同じ茶葉使ってる筈なのに、何でこんな不味いんだこのお茶。

「「……プッ」」

互いに目を合わせて暫くきょとんとした後、笑い出すタイミングまで完全に一緒で。

「あっはっはっはっは!何このお茶、超まずッ!何でこんなん淹れられんのさ総悟!おっかしい～!!」

「だははは!仕方ねーだろィ、茶なんざ自分で淹れることそうそうねーんだから。おめーも何ハモってんでィ、噴き出すタイミングまで一緒じゃねーか」

「そりゃ単なる偶然だって!めっちゃおかしい、お腹痛い!」

完全にツボった俺らは、途中でAが息切れ起こすまで笑い続けてた。