検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:61,143 hit

26個 ページ27

「え、えっと…天パさん!」


俺が黙って旦那を睨みつけてると、今まで俺の後ろでワタワタしてたAがズイっと俺の前に出てきた。


「え、天パさんて俺のこと?初対面でいきなりそんな呼び方されると俺ヘコむんだけど…」

「大丈夫でさァ、旦那。こいつ俺のこともいきなり"童顔"呼びしたくれェですし、そういう奴と認識してくだせェ」

「それ全然大丈夫な気しねーんだけど…あ、俺ァ坂田銀時ね。呼ぶなら銀ちゃんか銀さんでお願い」

「OKです、年上っぽいから銀さんで。…えっと、総悟は私のワガママに付き合ってくれてるだけなんで!それをネタにからかうとかダメですよ、絶対!!」


Aは詰め寄るように言いながら、どっから出したのか先が割れたストローを旦那に突き付けた。
…それ、絶対シャボン玉用のだろィ。


「え、え?あ、いや…べ、別に俺そんなつもり無いからね?うん。ただちょ〜っと良い雰囲気に見えたなーって…」

「それ人によっては気分悪くするやつです!言ってる方は良くても言われる方は嫌な思いすることだってあるんですからね!!総悟ってばさっきから不機嫌になっちゃってるじゃないですか!!」

「わ、わかったわかったって!もうしねーから!!」


すげー、旦那が押されてらァ。
これ見てんのも面白ェけど、あんまりこいつを旦那に近づかせたくねーからそろそろ回収することに。


「A、そこまでにしとけ。旦那もこんなとこでサボってて、給料下げられても知りやせんぜ?何なら直接事務所行ってこの事を管理者に報告…」

「だぁあああ!!わーった、わーったから!!ったく…邪魔して悪かったなお二人さん。精々楽しんでってくれや」


熊の頭を被り直して、旦那は去って行った。
ったく、まさかこんなとこで会っちまうたァ…広そうに見えて、江戸も案外狭いのかもしれねーな。



--------------------------------------------------------------
お気に入り登録7名、評価6名頂きました。
また昨日は1日に300Hit以上という私の作品で初のヒット数を記録致しました。

どれも今までには無かったことで、とても嬉しいです!
ありがとうございました、これからも応援よろしくお願い致します。

27個→←25個



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
62人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:影咲 遥 | 作成日時:2017年12月4日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。