【銀魂】新居、ぶっ壊されました。【沖田総悟】

爆音5発 ページ5

ピッ、ピッ、ピッ。


おおよそ規則正しく鳴り響く電子音。
真っ暗だった視界が開けて、目の前に広がったのは真逆ともいえる真っ白な空。
否、天井。


寝起きでイマイチ覚醒しない頭でどうにか状況を整理する。
此処、病院か。


病院の天井なんて見たこと無いから憶測でしかないけれど。
病院の天井って白いイメージあるよね、何となく。


「い゛ッ!?」


憶測を確信に変えるべく起き上がろうと体に力を入れた途端、全身を貫いた激痛。
あまりの痛みに意識が完全覚醒したあと、また飛びかけた。


首だけどうにか動かして自身の体を見れば、あるわあるわ包帯が。
ミイラ男…いや女だからミイラ女か。


巻かれてないところが見当たらないレベルで全身グルグル巻きになっている。
そりゃあ痛みもするわ、パッと見でもわかるくらいめっちゃ重傷だわこれ。


「あー…どーしよ」


少しでも動こうもんなら全身激痛の嵐なので、ナースコールすらまともに押せない有り様。
意識が戻ったことを伝えようにもその為の手段が使えないとは。


まさに八方塞がり、どうしようもない。
大人しく気付いてもらえるのを待つとしよう。

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