検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:18,442 hit

不快な音の正体 ページ5

聞こえてくるその音は止むことなく何度も何度も俺の耳へと不快な振動を届け続ける。
いったい何の音だ?


不快な音の正体を探るため、音がする方に向かってひたすら歩いていく。
すると次第に、音に混じって人の話し声らしきものも聞こえるようになってきた。


「おいおい、もう少し静かにやれよ。沖田隊長に見つかったらどーすんだ」

「沖田隊長ならさっき部屋でゴロゴロしてたから、今頃昼寝でもしてんだろ。こんだけ部屋から離れてりゃ、バレやしねーよ」


隊士達と思わしき奴らの声と、何故か出てきた俺の名前。
俺にバレたらまずいこと、あいつらいったい何やってんだ。
気配を消しながら声のする方に向かうと、その正体はすぐはっきりした。


「……!!てめーら…いったい何やってやがんだ!!」


俺が怒鳴り散らしたその先には。
裏庭に集った数人の隊士と、そいつらに囲まれて地面に突っ伏してる、あちこち破損したAの姿がそこにあった。


「お、沖田隊長!?」

「何で此処に…!!」


野郎共が驚きの声を上げるが、そいつらを蹴散らしてAの元へ駆け寄った。


「おい、A!」

「…!総悟様…何故此処に?」


全身の至るところにひび入ったり砕けたりしちゃいるが、とりあえずAは無事だったらしい。
こんだけボロボロになってて無事ってのも変な話ではあるが、修復できねー状況にまでは至ってねーことにひとまず安堵する。


「んなこたァどーでもいい。…てめーら、俺のモンに手ェ出すたァ…覚悟はできてんだろーな?」

「「「ヒッ…!?」」」


思った以上に低い声が出た所為か、野郎共の口から引きつった声が漏れる。
腰抜かしてチビってる奴すら居る始末だ、情けねェ。


「俺の玩具(ペット)に手ェ出して、楽に死ねると思うなよ。地獄の閻魔に裁かれた方がずーっと楽な仕打ちをくれてやっから、今のうちに念仏でも唱えとくこった」

無抵抗の理由→←言葉にし難い感情



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:影咲 遥 | 作成日時:2019年12月2日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。