【銀魂】絡繰少女はドS青年の夢を見るか？【沖田総悟】

雨降りの日 ページ34

『天気予報のお時間です。今日も江戸の上空は厚い雨雲に覆われていて、一日中雨が降り続くでしょう。この雨は停滞する前線により、向こう一週間ほど続く見込みです。河川の増水などに十分注意して…』


ピッ、と小さな音を立てリモコンでTVを消す。
この鬱陶しい雨はどーやらまだまだ続くらしい。


もう3日もお天道様拝んでねーってのに、まだ降んのか。
どんだけ土砂降りだろーが俺らの仕事は休みにならねーんだから、雨雲さんももーちょい手加減して欲しいモンだ。


「ったく、めんどくせー…おい、見回り行くぜィ」

「……承知しました、ご主人様」

「……?」


今、Aの反応がちと遅れたような…。
ま、気のせいか。


傘を手に、いつも通りAを連れて市中見回りに出る。
段々と強まってく雨足が鬱陶しい。

流石にこんな日にゃ攘夷浪士共も何もやらかしたりはしねーだろうし、さっさと回るとこ回って帰っちまおう。


「A、ソナーの範囲拡大しとけ。今日は手短に済ます」

「承、知しました」

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