【銀魂】絡繰少女はドS青年の夢を見るか？【沖田総悟】

粛清 ページ20

「ったく、この前粛清やったばっかだってーのにまたですかィ。あんまり立て続けにやると皆バテちまいますぜ?ただでさえ残暑も厳しーんですから」

「俺だってこんな連続でやりたくはなかったがな…一般人に被害が出てる以上放っとくわけにもいかねーんだよ」

「やれやれ、俺達警察にゃ休む暇も何もあったモンじゃねーや」

「てめーはいっつも休んでんだろーがサボりで。たまにはちゃんと仕事しやがれ」


前回の粛清からまだ1週間そこらしか経ってねーってのに、俺達真選組はまた戦いの場に立っていた。
何でもどこぞの過激派攘夷グループが"天人が好き勝手のさばる世に改革を"なんて謳ってあちこちで大暴れしてるらしい。


天人が経営する店を潰して回るとかならまだわかるが、人間しか居ねー店でも好き勝手やって自分らが気に入らねーことがありゃすぐその店を滅茶苦茶にしたり店員や客に危害を加えたりしてるんだとか。
そんな最早攘夷もクソもねー連中をしょっ引くため、俺らがこうして駆り出されたってわけだ。


「つーかお前、マジでそいつ連れて来やがったのか。肝心なタイミングで敵に回ったりしたらどーすんだ」


土方の言う"そいつ"ってのは無論Aのことだ。
折角戦闘用からくりなんて便利な玩具手に入れたんだから使わなきゃ損だろう。


そう思って連れて来たはいいが、土方を始め他の隊士達の視線は決して良いモンじゃねェ。
まぁ幾ら味方側についたとはいえ、俺らの仲間を殺したって事実は消えるこたァねーからどうしようもねー話だが。


「そーなったら一撃で破壊するんで問題ありやせん。これを破壊する急所は吐かせてあるんで」

「急所?」


万一に備えて、Aにはしっかり確認しといた。
"俺に嘘はつくな"って命令した上で。

急所→←人格完成

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