見ろ、人がゴミの(以下省略) ページ6
「あーあ、人多すぎキモい。トシさん、もう敵味方関係なく斬っちゃっていい?」
「ダメに決まってんだろ!!敵なら幾ら斬っても構わねーから仲間は斬んな!!」
「えー…効率悪いなァ」
「いっそビルごとバズーカとか色々使ってぶっ壊すのはどうですかィ?」
「このでっけー建物が崩れたら周りにどんだけ被害出ると思ってんだ!!城護れても首飛ぶわ!!」
ならいったいどうしろってんだ。
今俺らが居んのは12階建てのビルの5階。
江戸城砲撃の時刻まで、あと30分もねェ。
この状況で敵斬りながら最上階まで駆け上がるなんざ、いくら俺やAが無双したって無理がありすぎる。
「つーか喋ってる暇あんなら一人でも多く
「へーへー、言われんでもわかってまさァ」
「その言葉そっくりそのままトシさんに返すわ」
とはいえ、雑魚ばっかでもこんだけ数が居ると流石に疲労も溜まってくる。
かすり傷程度の負傷も段々増えてきて、流れる血と少しずつ重くなってく体が鬱陶しい。
チラリとAの方に目を向ければ、普段の粛清と比べて表情が険しくなってんのがわかった。
流石のAでも、こんだけの数を相手にすんのはキツいんだろう。
今回みてーな殲滅戦では無類の強さを誇るAだが、こんだけの数を相手取るのは初めての筈だ。
幾ら一対多数の戦闘に慣れてるっつっても、戦い続けてりゃ当然疲労は溜まってく。
白鴉の戦闘能力は高ェが、体力や耐久力は人間のそれと然程変わらねェ。
男の俺ですらそれなりにキてんだ。
女で、しかも俺よりずっと多くの敵を斬ってるだろうあいつの限界もそう遠くはねーと思う。
もしまだ敵がうようよ周りに居る状況で
そんな最悪の状況を回避するべく、少しでもAの負担が減るようにと、疲れた体に鞭打ってひたすら敵を斬り続けた。
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影咲 遥(プロフ) - めいさん» 無理せず頑張った結果1日空いてしまいました(寝落ち)仕事でなかなか更新できない時もありますが、必ず完結しますのでこれからも読んでやってくださいませ！ (2019年5月24日 0時) (
レス) id: d73cf733f9 (このIDを非表示/違反報告)
めい - めっちゃハラハラします！！無理せず更新頑張ってください！！ (2019年5月21日 20時) (レス) id: 74d4a343bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影咲 遥 | 作成日時：2019年4月25日 20時
