避難の時の「おはし」はだいたい守られない ページ5
「クソッ!いったいどんだけ居やがるんだこいつら!!斬っても斬ってもキリがねェ!!」
「無駄口叩いてる暇あったら一人でも多く斬ってくだせェよ土方さん。間に合わなけりゃ俺ら全員打ち首ですぜ?ま、そうなったらAに頼んで近藤さんと3人で飛んで逃げやすけど」
「え、流石にイサ兄とそーちゃん2人背負って飛んでける自信無いんだけど」
「てめーらこそグダグダ喋ってねーでさっさと殺れ!!」
右手に握った刀から、肉を裂く感覚がはっきり伝わってくる。
こうして呑気に喋っちゃいるが、俺ら真選組は攘夷浪士との斬り合いの真っ最中だ。
しかも未だかつてねェ程、大人数を相手に。
事の発端は屯所にかかってきた一本の電話。
内容は2時間後に江戸城を砲撃するっていう犯行予告だった。
江戸城から少し離れた場所にあるそこそこでっけェ企業の高層ビル。
そこの最上階に複数の砲台が仕掛けてあって、時間とともに自動的に発射される仕組みになってるらしい。
その電話を受けてすぐ真選組は出動したが、どーやら今回の作戦は複数の攘夷党が結託して計画したらしく。
ビルん中にはかなりの数の攘夷浪士が待ち構えてた。
俺らは江戸城砲撃を阻止するため、その大量の攘夷浪士をぶった斬りながら最上階目指して進まなきゃならねェ。
砲台の場所が最上階っつーことでヘリ使って上から潰そうって案も出たが、そのビルは屋上から建物内に進入できる経路が存在せず、こうして下の階から順に攻め落としてく以外の選択肢は存在しなかった。
ったく、非常階段くれェ設置しとけってんだ。
見ろ、人がゴミの(以下省略)→←あれこれ違うことやってみても、結局はいつものとこに落ち着く
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影咲 遥(プロフ) - めいさん» 無理せず頑張った結果1日空いてしまいました(寝落ち)仕事でなかなか更新できない時もありますが、必ず完結しますのでこれからも読んでやってくださいませ! (2019年5月24日 0時) (レス) id: d73cf733f9 (このIDを非表示/違反報告)
めい - めっちゃハラハラします!!無理せず更新頑張ってください!! (2019年5月21日 20時) (レス) id: 74d4a343bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:影咲 遥 | 作成日時:2019年4月25日 20時