一緒に居る理由なんざ"好き"だけで十分だ ページ37
「ちょ、そーちゃん?」
「妙に寂しそーな顔してると思ったらそんなくっだらねーこと考えてやがったのかィ」
「くだらないって、今の結構言うの勇気必要だったんだけど」
心外だと言わんばかりに食って掛かってくるAに再び溜め息を漏らし、軽くデコピン一発くれてやる。
「いだッ!?」
「ったりめーだろ、んな
そう言ってやれば、さっきまでの寂しげな表情は何処へやら。
夕陽で照らされててもわかるくれェに顔真っ赤にして目を右往左往させるAがそこに居た。
そーいやこいつ、ド直球な言葉苦手だったっけ。
「顔真っ赤」
「う、ううう煩い!!あ、あんまり遅くなるとトシさんに怒られるし!早いとこ帰るよ!!」
「良いじゃねーかィ、まだ夜になるとこだし。普通のカップルならこっからが本番だろィ。あ、いっそ誰も居ねー展望台の上で、星空眺めながら野外セッ…」
「いい加減黙れやこの【自主規制】野郎」
電気が消えてるだけでも雰囲気が大きく違って見える→←相手が普段見ないような表情してるとマイナス方面の考えばっか浮かぶから困ったもんだ
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影咲 遥(プロフ) - めいさん» 無理せず頑張った結果1日空いてしまいました(寝落ち)仕事でなかなか更新できない時もありますが、必ず完結しますのでこれからも読んでやってくださいませ! (2019年5月24日 0時) (レス) id: d73cf733f9 (このIDを非表示/違反報告)
めい - めっちゃハラハラします!!無理せず更新頑張ってください!! (2019年5月21日 20時) (レス) id: 74d4a343bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:影咲 遥 | 作成日時:2019年4月25日 20時