ドラゴンゾンビってどーやって羽動かしてんだろう ページ30
あの後運び込んだ病院で治療受けて、Aは無事に目ェ覚ました。
念のため一晩入院することにはなっちまったが、とりあえず命に別状はねーらしい。
けど大量出血の所為で貧血が酷く、今は病室で輸血を受けてる。
「痛ェか…?」
「何度目よその質問。痛み止め打ってくれてるしそんなでもないって」
付け根の部分から少し残った羽には、同じくれェ真っ白な包帯が巻かれてる。
痛々しいそこを見る度に、ズキリと胸が痛くなった。
「やっぱ繋がんねーのか…」
「ま、無理だとは思ってたけどね」
傷自体は斬り方が良かったからか綺麗なモンで、化膿もしてねーから今んとこはこれ以上どうこうなる心配はねーらしい。
そこは素直に喜んでおく。
だがいかに傷の状態が良くても、斬り落とされた羽を繋げんのは無理だって診断が下された。
既に羽の細胞が死んじまってる上、そもそも地球じゃ白鴉は珍しいから治療手段が確立されてねーんだと。
僅かに持ってた希望が潰えて、俺は落胆を隠せなかった。
「細胞死んでるとこに繋いだって腐って落ちるだけだよ、どこぞのドラゴンゾンビの羽みたいにデロデロすんの見たいわけ?」
「うわ、想像したくねェ」
深刻なことほど大したこと無さそうに言うよな→←胸の鼓動は命の証
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影咲 遥(プロフ) - めいさん» 無理せず頑張った結果1日空いてしまいました(寝落ち)仕事でなかなか更新できない時もありますが、必ず完結しますのでこれからも読んでやってくださいませ！ (2019年5月24日 0時) (
レス) id: d73cf733f9 (このIDを非表示/違反報告)
めい - めっちゃハラハラします！！無理せず更新頑張ってください！！ (2019年5月21日 20時) (レス) id: 74d4a343bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影咲 遥 | 作成日時：2019年4月25日 20時
