惚れた女の笑顔は宝 ページ15
「だァアアアア!!だから違うっつってんだろォ!!いいからその目に毒な…じゃなくて邪魔な封筒しまっちゃいなさい!!」
「思いっきり自爆してんじゃねーですかィ」
「うっせェ!!悪ィかよ欲しいぜホントは!!今月依頼全然無くて財布すっからかんでTKGばっかだし!?寧ろ卵かけられご飯になってるし!?そろそろマジで定春のエサ食わなきゃならねーかもって瀬戸際なんだよこっちは!!そこに大金転がされたら嫌でも目に入るだろーがァアアア!!」
「「うーわ…」」
机をバンバン叩きながら熱弁する旦那を冷めた目で見れば、Aも同じことを思ってたようで。
図らずも全く同じ言葉が同時に口から漏れた。
「ちょ、揃って生ゴミ見るような目で見ないでくんない!?」
「いや、実際生ゴミ見てる気分でさァ」
「もっと悪ィんだけど!?」
「そろそろおかしくてお腹よじれそうだからやめてくんない二人とも」
腹を抱えてヒーヒー言うAを見て思う。
こいつも
そのことに若干嫉妬心を覚えねーでもねェが、Aが楽しそうならこういうのも悪くねーと思う。
もっとAがこんな風に笑えるようになれば良い。
恨みだけじゃなく、楽しい世界でこいつには生きて欲しいんだ。
「てめーらいい加減にしろォオオオオ!!」
絶対口には出さねーけど、Aをこんな風に笑わせてくれた旦那にほんのちょっとだけ感謝した。
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影咲 遥(プロフ) - めいさん» 無理せず頑張った結果1日空いてしまいました(寝落ち)仕事でなかなか更新できない時もありますが、必ず完結しますのでこれからも読んでやってくださいませ! (2019年5月24日 0時) (レス) id: d73cf733f9 (このIDを非表示/違反報告)
めい - めっちゃハラハラします!!無理せず更新頑張ってください!! (2019年5月21日 20時) (レス) id: 74d4a343bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:影咲 遥 | 作成日時:2019年4月25日 20時