クマはの原因は寝不足だけじゃないらしい ページ46
「お前ら、まだ近藤さん寝てんだぞ。あんまりバカ騒ぎしてんじゃねーよ、仕事しろ仕事」
「えｰ!!勘弁してくださいよ副長、俺らまだ病み上がりなんですから〜!」
「そんだけ大騒ぎする元気がありゃ問題ねーよ。…看病全部やらせちまって悪かったなA、お前は少し休んで来い。クマひでーぞ」
「ん、そーする。超眠い」
そう言うとAはでっけーあくび一つかまして、さっさと大広間を出て行った。
「…土方さん」
「あぁ、行って来い」
俺の言いてーこたァあっさり伝わった…いや、多分土方も同じこと考えてたんだろう。
あのまま一人で部屋まで行かせんのは危ねーと踏んで、俺はすぐにAを追いかけた。
「あ、そーちゃん」
「あ、じゃねーよ。んなフラフラしながら一人で行こうとすんな、危ねェ」
連日の徹夜看病の所為で、Aの顔色は最悪だ。
眠気で足もふらついてるし、いつすっ転ぶかわかったモンじゃねェ。
「ほれ、掴まりやがれ」
「ん」
Aの背に腕回して、そのまま抱え上げて横抱きで俺の部屋まで運ぶ。
Aと俺の部屋は隣り合って別々にあるが、ほぼ毎日俺の部屋で寝てるからAの布団も俺の部屋に置きっぱなしなのだ。
Aの部屋に連れてくって選択肢はそもそも存在しねェ。
「おいA…って、もう寝てやがる」
足で部屋の障子戸を開けて、押し入れから布団を引っ張り出すべく一旦下ろそうと思ったら、既にAは俺の腕ん中で爆睡。
まぁ、無理もねェ。
俺らが病に魘されてた1週間弱の間、Aは殆ど寝ずに俺らの看病をしてたのだから。
寧ろ今までよく倒れなかったなと思う。
「…ありがとな」
押し入れから引っ張り出した布団にAを寝かせ、目の下に浮かんだクマをそっとなぞる。
こんなになるまで真選組のために頑張ってくれたんだ。
このクマが消えたら、思う存分抱きしめて可愛がってやろう。
そう心に決めて、穏やかな寝息を立てるAの頭を撫でた。
目の前に美味いエサがぶら下がってたら喰いついちまうのは生き物の悲しきサガ→←眠い時に邪魔されると滅茶苦茶腹が立つ
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影咲 遥(プロフ) - うまるさん» はい、タケ〇プター!…じゃなくて。コメントありがとうございます、やっぱり多いですね羽で飛びたい人。いつか科学が進んだらそんな装置できないかなぁ…なんて密かに願っております(笑) (2019年3月25日 20時) (
レス) id: dd3bdf5d99 (このIDを非表示/違反報告)
うまる - ああぁぁぁ面白すぎるーー！そして羽で空を飛びたい！(幼い頃の夢) (2019年3月24日 22時) (レス) id: 33735b993c (このIDを非表示/違反報告)
影咲 遥(プロフ) - RURUさん» コメントありがとうございます!羽があったら、空を飛べたら、っていうのは子供なら一度は考えることですよね。ドラ〇もんの雲固めガス使ったとこにダイブしたいとか思っていた頃が懐かしい← 仕事でなかなか更新できない時もありますが、頑張りますので応援宜しくです! (2019年3月22日 13時) (レス) id: dd3bdf5d99 (このIDを非表示/違反報告)
RURU(プロフ) - この話大好きです！いつも楽しみに読ませて貰ってます！！羽があったらなーって小さい頃思っていたのでこんな小説に出会えて嬉しいです！これからも頑張ってください！ (2019年3月20日 21時) (レス) id: 9ed3921c1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影咲 遥 | 作成日時：2019年3月5日 13時
