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そんなわけで昼間、刀の手入れついでに刀牙爺さんのところに顔を出した。
ちゃっかり近藤さんの刀まで頼まれちまったんで、それも一緒に持って。

快く引き受けてくれた刀牙爺さんに工房に連れて来てもらって、今は作業の様子を眺めながら待っている。


刀「ところで総悟くんや。まだAちゃんには手を出しておらんのか?」

総「ブッ…!?ちょ、刀牙爺さんいきなり何言ってんでさァ!!」


唐突な質問に、俺は思わず噴き出した。
いきなり何つーこと聞くんだこのスケベジジィ。


刀「そう驚くことでもなかろ?Aちゃんの家に通っとるようじゃし、総悟くんもAちゃんもまだ若いんじゃ。毎晩のようにニャンニャンしとっても不思議ではないじゃろ」

総「俺、盛りのついた猫じゃありやせんぜ刀牙爺さん…」


いや俺だって手ェ出してェのは山々だけども。
オールウェイズでウェルカムだけども。


刀「ふーむ…さてはアレじゃの?穢れを知らんAちゃんを男の欲望で汚したくなくて手を出すに出せん、と」

総「うッ……」


何でわかるんでィこの爺さん。


刀「あとは、そうじゃのう…無理矢理手を出してAちゃんに嫌われたくない、でどうじゃ?」

総「……正解でさァ、全部」


年の功ってやつなのか、この爺さんに隠し事はできねェらしい。
俺が胸に抱えてるモン、全部バレちまってら。


刀「まぁ気持ちはわからんでもないがのぅ…だが例え手を出したとしても、わしにはAちゃんがおぬしを嫌うとは思えんよ。おぬしに対するAちゃんの信頼は、決して浅いモンではなかろ」

沖「…だと、良いんですがねィ……」


Aさんに信頼されてるって自覚が無いわけじゃねェ。

ただ不安なんだ。
下手なことして、折角築き上げてきた今の関係が崩れちまうんじゃねェかって。

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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 妖怪   
作品ジャンル:アニメ
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影咲 遥(プロフ) - 腐葉土さん» 初めまして、作者の影咲と申します。お気に入り登録をして頂きありがとうございます!こうして感想を頂けるのも初めてでして、大変嬉しく思っています。これからも頑張って更新していきますので、応援して頂ければ幸いです。コメントを頂き、本当にありがとうございます! (2017年9月19日 1時) (レス) id: 6088c20e27 (このIDを非表示/違反報告)
腐葉土(プロフ) - 失礼します。お気に入り登録させて頂きました。文が上手で、見てて楽しいです!作者様のペースで構いませんので、更新頑張って下さい。 (2017年9月18日 22時) (レス) id: a61a5945a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:影咲 遥 | 作成日時:2017年9月14日 13時

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