検索窓
今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:37,212 hit

4-9 ページ4

すると奴らは、俺の方に標的を変えたらしくAさんの脇をすり抜けるようにして突っ込んできた。


『……!総くん…!!』


Aさんの声が耳に響く。
すぐさま自分の思考を迎撃に切り替えて、用意してた札を刀に貼り付けた。

ガキン、と硬い音がして、突っ込んで来てた2人の笠野郎が結界に弾かれ吹っ飛んでいく。
それと同時に役目を終えた結界が、ビキビキと音を立てて崩れていった。


再び俺に、あの不快な感覚が纏わりつく。
強烈な吐き気と痛みを気合いでねじ伏せて、吹っ飛んでった笠野郎の1人を刀でぶった斬った。

Aさんもすぐに駆け付けてくれて、もう1人をぶった斬る。
笠野郎が全員消えて、不快な感覚からも解放された。


思わず息をつくと、さっきまでの雰囲気はどこへやら。
Aさんは珍しく焦ったような顔をしながら、俺に飛びついてきた。


『総くん、大丈夫!?ゴメン!!怪我してないかい!?』


普段ならまず見ることのねェAさんのテンパり様が面白くて、つい笑いそうになる。


沖「Aさん、落ち着いてくだせェ。そんな焦らんでも、俺ァ怪我1つしてやせんよ」

『よ、良かったぁ……ゴメンね、まさかあいつらがあそこで総くんを狙うなんて思わなくって…本当にゴメンね、苦しかったでしょ…』


Aさんの腕が俺の背中に回って、強く抱きしめられる。
滅茶苦茶心配してくれたんだって思うと、それなりにやべェ状況だったってのに嬉しさが込み上げてきた。

4-10→←4-8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
22人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 妖怪   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

影咲 遥(プロフ) - 腐葉土さん» 初めまして、作者の影咲と申します。お気に入り登録をして頂きありがとうございます!こうして感想を頂けるのも初めてでして、大変嬉しく思っています。これからも頑張って更新していきますので、応援して頂ければ幸いです。コメントを頂き、本当にありがとうございます! (2017年9月19日 1時) (レス) id: 6088c20e27 (このIDを非表示/違反報告)
腐葉土(プロフ) - 失礼します。お気に入り登録させて頂きました。文が上手で、見てて楽しいです!作者様のペースで構いませんので、更新頑張って下さい。 (2017年9月18日 22時) (レス) id: a61a5945a4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:影咲 遥 | 作成日時:2017年9月14日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。