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鬼門を壊しに行くのに丁度いい時間になるまで、Aさんの妖怪講座は続いた。
ちなみに気になって聞いてみたら、妖怪だけでなく幽霊も存在するらしい。
この前戦った七人同行って奴らも、非業の死を遂げた7人の亡霊が纏まって霊団となり、妖怪に転じたんだと。
幽霊が妖怪化するケースもよくある話なんだそうだ。
『幽霊を相手にすることは滅多にないから、そこまで気にする必要は無いと思うよ』
沖「ちなみにAさんは見えるんですかィ?幽霊」
『そりゃ勿論。でも全部視てたら面倒なことになるから、普段は視ないようにしてるけどね』
やっぱ見えんのか。
霊力っつったらそういうのを視る力も含まれんのかもしれねェ。
Aさんの傍に居りゃ霊力上がるらしいし、俺もいつか視えるようになるんだろうか。
『あ、もし何か視えるようになっちゃったらすぐ教えてね?視る時と視ない時の切り替えの仕方教えるから』
沖「やっぱ俺も視えるようになるんですねィ…土方脅かしてやろう」
『コラコラ、悪用しようとしないの』
口では駄目と言いつつも、冗談とわかってるからかAさんも笑ってた。
『そろそろ行こうか。総くんの修業にも丁度良さそうな鬼門、見つけてあるよ』
沖「お、マジですかィ?そりゃあ良いや、"柊"の斬れ味も見たかったとこですし…頼みまさァ、Aさん」
『張り切り過ぎて、怪我をしないようにね?』
貰ったばかりの"柊"を手で撫でて立ち上がる。
Aさんもゆっくり腰を上げて、"白螢"を背負った。
やっとAさんのために戦える。
これから始まるだろう戦いに胸を躍らせて、Aさんが予め呼んでたらしい朧車に2人で乗り込んだ。
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影咲 遥(プロフ) - 腐葉土さん» 初めまして、作者の影咲と申します。お気に入り登録をして頂きありがとうございます!こうして感想を頂けるのも初めてでして、大変嬉しく思っています。これからも頑張って更新していきますので、応援して頂ければ幸いです。コメントを頂き、本当にありがとうございます! (2017年9月19日 1時) (
レス) id: 6088c20e27 (このIDを非表示/違反報告)
腐葉土(プロフ) - 失礼します。お気に入り登録させて頂きました。文が上手で、見てて楽しいです！作者様のペースで構いませんので、更新頑張って下さい。 (2017年9月18日 22時) (レス) id: a61a5945a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影咲 遥 | 作成日時：2017年9月14日 13時
