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目が覚めたらいつの間にかすっかり日が暮れてて、時計見たらまさかの8時過ぎ。
こりゃあ流石に戻んなきゃ近藤さんに心配かけちまう。
Aさんはこの後鬼門探しに行くってんで、屯所の近くまで見送ってくれるらしい。
女の1人歩きは物騒な世の中だが、Aさんに勝てる男の方が少ねェし毎日のように鬼門破壊しに行ってんだから今更だ。
一緒に行きてェとも思うが、まだ行っても何もできねェし、一緒に行くにしてもまずは近藤さんに話してからだな。
Aさんと談笑しながら歩いてると、遠くの方から歩いてくる人影が見えた。
僧侶みてェな格好して頭に笠被った集団。
奴らが歩く度にシャン、シャン、と手に持ってる錫杖が音を立てる。
見るからに気持ち悪ィ。
肌を刺すような寒気を感じて、あいつらがこの世のモノじゃねェっつーのが嫌でもわかる。
Aさんが何故か、俺の目をサッと隠して抱き寄せてきた。
沖「…!Aさん…?」
『見ちゃ駄目。アレは、総くんにはまだ早い』
シチュエーション的には結構美味しいが、状況は楽観視できるモノじゃねェらしい。
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影咲 遥(プロフ) - 腐葉土さん» 初めまして、作者の影咲と申します。お気に入り登録をして頂きありがとうございます!こうして感想を頂けるのも初めてでして、大変嬉しく思っています。これからも頑張って更新していきますので、応援して頂ければ幸いです。コメントを頂き、本当にありがとうございます! (2017年9月19日 1時) (レス) id: 6088c20e27 (このIDを非表示/違反報告)
腐葉土(プロフ) - 失礼します。お気に入り登録させて頂きました。文が上手で、見てて楽しいです!作者様のペースで構いませんので、更新頑張って下さい。 (2017年9月18日 22時) (レス) id: a61a5945a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:影咲 遥 | 作成日時:2017年9月14日 13時