白玉ぜんざい4杯目 ページ13
「にしても相変わらずですねィ…年下の小娘にタカって恥ずかしくねーんですかィ?Aの奴愚痴ってやしたぜ、今月はいつにもまして食われる量が多いって」
「俺だって心苦しいよ?でもなァ、んなこと言ったって仕方ねーだろ?今月全然依頼無くて貯金すっからかんなんだからよォ…此処に来ねーと俺の飯、定春のドッグフードオンリーになっちまうんだって。流石にそこまで人間捨てたくねーし?」
「いやドッグフード食ってる時点で十分人間捨ててまさァ」
「はい、お待たせ。どうぞ、召し上がれ。沖田にはお茶ね」
団子が乗った皿と湯飲みが、俺と旦那が座ってる長椅子の間に置かれる。
今日の売れ残りはよもぎ団子が3本。
パッと見はどれも至って普通の団子だ。
「お、やっときたか!今日は変なモン入ってねーだろうな?」
「そんなこと言うなら沖田にあげちゃうよ?その団子」
「んじゃありがたく貰いやーす」
「ちょ、待った待った!!ごめんなさいA様ありがたく頂きます!!」
皿に乗ってる団子のうち、俺に近い側に置かれた一本を手に取れば、旦那も慌てて団子に手を伸ばした。
これだけでも十分だが、もう一押し。
手に取った団子を食えば、ヨモギ特有の味と香りが口ん中いっぱいに広がる。
餡の甘みも程よく絡み合って滅茶苦茶美味ェ。
淹れたばっかで熱々の茶の苦みも団子の甘さを引き立ててる。
やっぱ此処の甘味は売れ残りでも最高だ。
「あー、やっぱ美味ェや。マジでこれ売れ残りか?」
「売れ残りじゃなきゃこんなマダオに出してやらないっての。勿体無い」
「違ェねーな」
「だー!!揃ってボロクソ言うなっつーの!お前らねー…、俺なら何言っても良いと思ってない?銀さんだってヘコむんだからな?Sは打たれ弱いってお前らなら知ってんだろーがよォ」
俺らに散々煽られた旦那がよもぎ団子を口にする。
そして次の瞬間、ピシリと固まった。
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影咲 遥(プロフ) - 乙愛さん» ギャグ的なノリじゃなかったらめっちゃヤバいやつですね。でもギャグテンションだから許されるのです← (2019年2月21日 2時) (
レス) id: d73cf733f9 (このIDを非表示/違反報告)
乙愛 - イチャイチャからの主、悲劇…。 (2019年2月19日 22時) (レス) id: 6dafc5383a (このIDを非表示/違反報告)
影咲 遥(プロフ) - 乙愛さん» 一作品の中で必ず一度は誰かしら酷い目に遭うのが影咲ワールドです← これもドSの悲しいサガというか何と言うか…はい。 (2019年2月12日 18時) (レス) id: dd3bdf5d99 (このIDを非表示/違反報告)
乙愛 - わぉ。急展開。 (2019年2月11日 22時) (レス) id: 6dafc5383a (このIDを非表示/違反報告)
影咲 遥(プロフ) - まもんさん» 次回作なのですが、実は既に別作品を執筆中で御座いまして…;残念ながらストーカー作品では御座いません。しかしながら折角のリクエストですので、以降の作品の参考にさせて頂きたいと思います。リクエストを頂きありがとうございました! (2019年2月10日 12時) (レス) id: d73cf733f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影咲 遥 | 作成日時：2018年11月1日 14時
