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「てめェの言いてェこたァわかった。けどな、んなことされて俺が喜ぶとでも思ってんのか?庇われて
「……うん、わかってる。ゴメン」
…やっちまった、そう思った時にはもう遅かった。
表情こそ変わってねーが、Aから伝わってくる雰囲気はいかにも落ち込んでますって感じのモンだ。
自分の体を大事にさせてェってだけで、こいつをヘコませたかったわけじゃねーのに。
それを上手く伝えられねー不器用な自分に嫌気が差す。
「あー……ま、助けてもらったことには変わりねーし礼は言っといてやらァ。ありがとな」
「……ん」
それだけ口にして、Aはベッドに突っ伏した。
感じる雰囲気が少しだけ柔らかくなったように感じられて、こっそり安堵する。
我ながら随分らしくねーこと言ったと思うが、これ以上ヘコんだAを見続けるよりはずっとマシだ。
「ム…何?」
「気にすんな」
何となくこいつに触れたくなって、Aの頭をぐしゃぐしゃに撫で回す。
Aは不思議そうな顔して俺を見てたが、俺は暫くそのままAの髪を弄んでいた。
傷付けたくねェ。
触れていたい。
…離れたくねェ。
この感情がいったい何から来てんのか。
それを俺が理解すんのは、もう少しだけ先の話。
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影咲 遥(プロフ) - 雨さん» 此方も読んでくださってたんですね、ありがとうございます!見つけてしまったのです…この後も沖田くんと八月朔日ちゃんの行く末を見守ってくださいませ。コメントありがとうございました! (2018年8月20日 23時) (レス) id: dd3bdf5d99 (このIDを非表示/違反報告)
雨(プロフ) - 沖田くん見付けちゃったか〜(*´〜`*)これからどうなるのカナ…楽しみですね!でも沖田くんに帰ってほしくな(((殴 (2018年8月20日 15時) (レス) id: cd068f5c5f (このIDを非表示/違反報告)
影咲 遥(プロフ) - 茲音さん» いつもコメントをくださってありがとうございます、何度くださっても嬉しいのでガンガンくださいませ!!←沖田くんだからこそ、見つけてしまったのです。物語は最終局面へ向かっております、最後まで楽しんで頂けることを祈っています。応援ありがとうございました! (2018年8月15日 14時) (レス) id: dd3bdf5d99 (このIDを非表示/違反報告)
茲音 - うわわ、旅行行っている合間に…!!! 何度もコメントしつこくてすみません;; ですが好きでコメントしたくなってしまい…(( 沖田くん見つけちゃいましたね…どうなるのか楽しみです、応援しています! (2018年8月14日 21時) (レス) id: 21349ef36e (このIDを非表示/違反報告)
影咲 遥(プロフ) - 茲音さん» 早くも読んで頂いてありがとうございます、そして言わせちゃいました(笑)沖田くん自身言うつもりは無かった筈なのに、ついポロッと…そんな沖田くんも大好きです←いつも応援して頂きありがとうございます、これからは更新ペース上がりますので宜しくお願いします! (2018年8月4日 15時) (レス) id: dd3bdf5d99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:影咲 遥 | 作成日時:2018年6月23日 15時