33章 ページ36
「んで、何で俺?」
「そりゃアンタ以外、誰も知らねーからですよ」
「だからっていきなり電話してきてファミレス呼び出すとか…ま、俺ァパフェ食えるんなら別に良いけどよ」
こんな会話からわかる通り、俺が呼び出したのは万事屋の旦那だ。
俺のAに対する思いを知ってる唯一の人物で、甘い物がありゃ簡単に釣れる暇人ニート。
時間を潰すのに、この人以上に適した相手は居ねーだろう。
「そんで、沖田くんいったい何やらかしたの?アレか?ムラムラに任せて襲っちゃった?」
「……当たらずと雖も遠からず、ってとこでしょーかねィ…」
「…え、マジで?うわー、やっちゃったねー沖田くん…」
「つっても抱きしめただけですけど」
旦那の想像に任せるとどんどんあらぬ誤解を招きそうなんで、きっちり訂正しておく。
俺がそう言うと、旦那は至極つまらなそうに溜め息を吐いた。
「何だ、それだけかよ。けど何があってそんなことになっちゃったわけ?沖田くん、伝えねーって言ってたくせに。んなことしたら好きだっつーことバレちまうぜ?」
「…実は、ですねィ…」
何やかんや言いつつ、この人は面倒見が良い。
適応な相槌を打ちながら、最後まで俺の話を聞いてくれた。
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影咲 遥(プロフ) - 夜空 星月さん» 星月様、初めまして!コメントを頂きありがとうございます。多分シャボン玉よりもグダる可能性大ですが、頑張って更新していきますね!応援ありがとうございました。 (2018年1月27日 22時) (レス) id: 6088c20e27 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 星月(プロフ) - 【シャボン玉に乗せた恋心】のときからファンです!こちらの作品も応援してます!頑張ってください!! (2018年1月27日 22時) (レス) id: 5d15086cca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:影咲 遥 | 作成日時:2018年1月27日 21時