17章 ページ19
「旦那、着物ありがとうございやした。後で洗って返しやす」
「おー、そうしてくれや。Aちゃんは?」
「さっき目ェ覚ましたんで、もうちょいしたら出て来ると思いまさァ」
旦那が顔に開いたジャンプを乗せて寝転がってる方とは逆サイドのソファーに腰を下ろし、Aが風呂から出てくんのをぼんやりとしながら待つ。
すると不意に、旦那は顔からジャンプを寄せて口を開いた。
「なぁ、お前Aちゃんに告白しねーの?」
「………は?」
「いや、だからAちゃんに告は…」
「いやそれはわかりやした。俺が言いてェのは、何でんなこと聞くんだってことでさァ。別に俺ァあんな女のことなんざ何とも思っちゃいやせんぜ?」
いきなり何言い出すんだこのクソニート。
つーか何で俺がAのこと好きだって旦那にバレてんだ、誰にも言ってねーし面にだって出した記憶ねーのに。
旦那は欠伸をしながらゆっくり体を起こして、俺の方に向き直った。
「隠さなくても良いだろ?此処にゃ今、銀さんと総一郎くん以外誰も居ないんだからさァ」
「総悟です。いい加減名前覚えてくだせーよ…ってそうじゃなくて。隠すも何も、俺ァ別にAのことなんて何とも…」
「お、マジで何とも思ってねーの?なら俺が口説いちゃっても別に文句ねーよな?」
プツリ。
俺ん中で何かがキレて、気付けば傍らに置いてた刀を鞘から抜いて旦那の喉元に突き付けていた。
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影咲 遥(プロフ) - 夜空 星月さん» 星月様、初めまして！コメントを頂きありがとうございます。多分シャボン玉よりもグダる可能性大ですが、頑張って更新していきますね！応援ありがとうございました。 (2018年1月27日 22時) (
レス) id: 6088c20e27 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 星月(プロフ) - 【シャボン玉に乗せた恋心】のときからファンです！こちらの作品も応援してます！頑張ってください！！ (2018年1月27日 22時) (レス) id: 5d15086cca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影咲 遥 | 作成日時：2018年1月27日 21時
