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そこでまた1つ疑問が沸いてくる。
Aさんは何故妖怪のことについてこんなにも詳しいのか。
Aさんの話じゃ、普通に暮らしてりゃあ妖怪に巡り会うこたァねェ筈だ。
なのにこれだけ詳しく知ってるのはおかしいだろィ。
沖「ところで…Aさんは何でそんなに妖怪のこと詳しいんです?」
『んー…まぁ、総くんも色々知っておいた方が良いだろうし話してもいいかな。それが私の仕事だからだよ。私はね、人間に害をなす妖怪を退治する退魔師をしているのさ。今日の大蜘蛛退治も、その仕事の一環ね』
沖「え…それってつまり、Aさんはいっつも俺が今日相手にしたみてェな化けモンと殺り合ってるってんですかィ?さっき言ってたの、そういう意味で?」
剣の腕なら真選組最強とまで謳われた俺の斬撃もろくに通らねェような化け物。
Aさんは、それを常日頃から相手にしてるってのか。
『そういうことになるかなぁ。今日のはおっきいだけで、まだ弱っちい方だけどね』
あの硬ェデカブツで弱いってんなら、強ェ妖怪ってのはどんだけやべェのか。
そんな奴らとAさんが戦ってるなんて思いたくなかった。
できることならこの人には、危険な目に遭って欲しくねェってのに。
沖「…あのでけェ蜘蛛が妖怪で、Aさんがそいつらの退治を専門にしてるっつーのはわかりやした。…今回のことにゃ関係ねェんですけど…昔俺がその妖怪を見た時、記憶消されなきゃならなかった理由を…Aさんが俺から離れた理由を教えてくれやせんか」
これが一番知りたかったことだ。
俺がAさんから離されなきゃならなかった理由。
はっきりさせてもらわなきゃ、到底納得なんてできやしねェ。
本当にそれは、恋い焦がれてた女と引き離されなきゃならねェ程の理由だったのか。
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影咲 遥(プロフ) - 愛音さん» 返信したコメが消えるという謎減少…申し訳ないので、もう一度お返ししますね。面白いと言ってくださってありがとうございます！これからも更新を頑張っていきますので、また読んでやってください。コメントありがとうございました！ (2018年1月27日 20時) (
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作者名：影咲 遥 | 作成日時：2017年8月30日 1時
