岡「…んーいつからだろう」 ページ15
いつからだろう
僕が普通に話せるようになったのは
僕はどうして、貴方にまた会えたのか
僕にとっての"また"はない。
向こうからしたらまた会えただろうけど
僕が話を聞いてもいいと思ったのはいつ?
先輩が学校にこなくなった時?
…それ以前にいいと思ってた
振った理由?
そんなの、最初に言ったとおり…
ちがう。
何故かわからないけど
あの人に会った途端に…断らなきゃと
そう直感が
初めてじゃない気がした。
だって…鮮明に覚えていなくても
…なんとなく頭の中に残る雰囲気と同じで。
でも、そう返すのが一番だと感じたから
なのに、行くとこ行くとこにいる
貴女は…僕にどうさせたいの?
…今、好きになっても遅くないですか?
「のぶ、来てくれたんだ」
「…約束。守らないわけないでしょう」
あれから、しょっちゅう出入りしてます
貴女のためです。
「なんだよ、岡本…仲良くなってやがる」
「ダメか?」
…喧嘩しなーいとか言われた気もするけど無視
どっちにしろ…
ここでの会話は楽しい…よ。
記憶は蘇ってはない…けど
あの楽しい雰囲気はこの人たちといたという唯一の記憶…だから。
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作者名:仁馨 | 作者ホームページ:http://zukkihuge.exblog.jp
作成日時:2017年3月3日 2時