目覚め ページ8
いばらside
あぅ?
首が痛いな…。
あ〜そっか。僕、飴村乱数を殺そうとして首輪が作動しちゃったんだね。
無花果おねーさんごめんなさい。
「あ、起きた?」
『!?』
あ、ぇ、?飴村乱数…の膝の上??
「首、痛い?もう首輪は外したからだいじょーぶだよ。」
スルッ
痛くない程度に飴村乱数が僕の首を撫でる
『首輪……ない?』
「ないよ♪」
もう、ビリビリしない?
『もう…ビリビリしない?』
「うん」
『おしおき…されないの?』
「うん」
『うぁ…………ふぇ…………グスッ』
もう、だいじょーぶ………だいじょーぶ
「泣きたいなら泣いていいよ?」
人を…殺さなくても…ビリビリ
人を殺しても…ビリビリ
首輪は今ない…もうビリビリしない
『うわぁぁぁん!』
「うん…」
ギュ
『ヒック………なんで………僕、殺そうとした…』
「そうだね」
『たのに……なんで優しく……する?』
「ん〜?僕が優しくしたいから」
『ありゃ……ありあと………グスッ』
「いばらは小さい頃から人を殺す術しか教えて貰えなかったんだもんね?いいんだよ?まだいばらは子供なんだから、大人に甘えていいんだよ?」
『うん………うん……。』
はぁ……久しぶりに泣いたな…スッキリした。
僕、決めた…暗殺者の仕事は最低限こなす
でも……僕は飴村乱数について行こう
僕を首輪の支配から解放してくれた
僕を許してくれた
僕に…僕に優しくしてくれた
『ねぇ、飴村乱数』
「ん?なぁに??」
『僕、飴村いばらは……貴方に忠誠を誓います』ニコ
「え!?いいの!?」
『うん、僕が…自分で決めたこと…』
「そっか…これからよろしくね!いばら!」
『っ…………。うん!乱数!!』
「わぁ!やっと僕の名前呼んでくれた!」
『…うん。』
「嬉しい!!」
『うに!?急に抱きつかないで!』
ゴトンッ
あ、ヤバい!マイク落としちゃった!
「ん?ヒプノシスマイク??いばら…持ってるの?」
『え、あぁ…うん』
『暗殺の時に…使ったり…。無花果おねーさんに貰ったの』
「てことはいばらもラップできるんだね!どう??僕のグループに入らない??」
『え?』
ラップ?
それって男の人達がテリトリーを決めるための…?
「そう!FlingPosseって言うんだけど、僕以外にもメンバーが2人居るんだ!入らない?」
………それが乱数のお願いなら
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黒白狐(プロフ) - 何度読み返しても面白いです!ありがとうございます (2020年6月15日 8時) (レス) id: 674423d8dc (このIDを非表示/違反報告)
月詠命com - さいっこう!!! (2019年12月12日 17時) (レス) id: 49b1f55108 (このIDを非表示/違反報告)
月詠命com - 更新頑張れ (2019年12月10日 14時) (レス) id: 31e1280ac0 (このIDを非表示/違反報告)
姫宮 いばら(プロフ) - みこからの突然の告白w (2019年12月7日 1時) (レス) id: bfb405f451 (このIDを非表示/違反報告)
月詠命com - 好きです(唐突) (2019年12月6日 22時) (レス) id: 31e1280ac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シャル姫 | 作成日時:2019年12月4日 16時