化け狐 (ページ11)

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10話ページ11

武道「あの…。マ、マイキーくんは？…」
ドラケン「あのヤロー、ふざけやがって」
ダンｯとケンが机を叩く。

武道「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!オレの3日間の全てがァァァ?!!」
パラパラとドラケンの手からパズルのピースが落ちていく
ドラケン「ん？あぁ、ゴメン。」
武道「……いいっすよ、たかが3日間なんで…」
ぶすくれるタケミっち君は多分いつも以上にブサイクだ。
ドラケン「とにかくオレはもうマイキーとは縁切るわ」
言うと思った。どうせ切れられないくせに
武道「冗談っすよね？」
ドラケン「いや、冗談じゃねぇ。」
『どうせ切れられないって』
うるせぇなと悪態をつくドラケンを無視して山岸、タクヤ、マコトとしているババ抜きに意識を向ける。
ドラケン「邪魔したな。帰るわ」
『じゃーね』
ドラケン「じゃあな、タケミっち」

マイキー「テメー、なんでココいんだよ？」
うげ、マイキー。ココで出会っちゃうか……
ドラケン「テメーこそなんでココにいんだ？」
マイキー「はぁ？オレはタケミっちのお見舞いだよ」
あーあ、また始まる。
ドラケン「俺もタケミっちのお見舞いだよ。」
マイキー「タケミっちはオレのダチだし。早く退けよデクノボー」
ドラケン「は？オマエ関係ねえじゃん。チビ」

武道「あの、皆さん。落ち着いてください………」
オロオロとするタケミっち君
ドラケン「オイ、お前何様？｣
ドラケンがタケミっち君に掴みかかると、マイキーが突然歩き出した。
その先にあったものは

自転車だった。