【銀魂】二 よく考えてみれば元攘夷志士の私が真選組総長してるってヤバい

第五十六訓【真選組の出番編】 ページ9

.







土方side



俺は躍起になった隊士たちを鎮め、

屋敷内を散策していた。




そういえばさっきから総悟とみずはが居ない。







にしてもさっきのみずはは一体？

あの殺気は普通とは違う。素人なんかの物ではなく、歴戦のサムライにしか出せない物だった。




俺たちはみずはの過去を知らない。

初めて会った時から頑なに話そうとしない。





しかも、みずはは普段自分から刀を抜くなんて事はしない。

まあ近藤さんは命の恩人だからな。

わかる気がする。





俺たちが知らない過去に一体何が？













そんな事を考えていると

どうやら屋敷の入り口付近まで来てたらしい。









パチパチ









音のする方向を見てみると、総悟とみずはが禽夜を十字架に乗せ焚き火をしていた。






土方「何してんのぉぉぉぉぉ！？！？お前ら！？」









みずは「何って、焚き火よ。」

沖田「大丈夫大丈夫、死んでませんぜ。」






みずは「だって要は攘夷志士から守ればいいんでしょ？」

沖田「これで敵をおびき出してパパッと一掃。 攻めの守りでさァ。」

みずは「さすが、総悟！冴えてる！」

土方「オイ、全然冴えてねェぞ。今切腹並みの犯罪犯してるから。」






.

第五十七訓【真選組の出番編】→←第五十五訓【真選組の出番編】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す