【銀魂】二 よく考えてみれば元攘夷志士の私が真選組総長してるってヤバい

第五十四訓【真選組の出番編】 ページ7

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土方side


総悟の行動にはごもっともで、
隊士たちも腹を立ていた。

俺は総悟に刀を納めさせた。


すると、






ゾワっ！！！！！！！







一同「！！！！」




今までに感じたことのないぐらい
とんでもない殺気が流れた。


殺される。


そんなことを考えさせられる程、
俺は単純に恐怖を覚えた。


その元を恐る恐る見ると、




みずはだった＿＿＿＿






普段は温厚で、仕事も真面目。


誰にでも優しいやつだ。

決して簡単な理由で剣を抜き
それを人に向けるなんてしない奴だ。






だが、いまのみずはは違う。

瞳孔は総悟より開いており、

何より殺気がとんでもない。




みずはは目にも留まらぬ速さで刀を抜き、
禽夜に向けた。







みずは「おい腐れ蛙、礼儀すら学ばなかったか？お前が外でどんな事してようが知った事じゃない。

だが、私達の大将に手ェ出してみろ。」




みずはは刀を禽夜の首まで持って行き




みずは「殺すわよ？」


と言った。








その姿はまるで殺気のドレスを纏った死神＿＿


だが、美しく


俺は目を奪われてしまった。





禽夜はさっきまでとはまるで違う
みずはに恐れおののき、固まってしまった。






するとみずははくるりと後ろを向き、




みずは「総悟、少し話が有るんだけど？」


と、いつもの変わらぬ顔で総悟に話かけた。


総悟「奇遇ですねェ、俺もでさァ。」









そう言ったふたりの顔は最高にゲスかった。








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