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第九十三訓【夏祭り編】 ページ46

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私はゆっくり後ろを振り向く。


晋助はやっと私だと気付いたらしく、
ひどく驚いている。



当然だ、目の前で崖から落ち

死んだと思っていた仲間が目の前に居るのだから。









その隙に銀時は晋助の刀を掴み、


銀時「俺も獣ぐらいは飼ってる。

ただし黒くねェ。

名前?



定春ってんだ。」


そう言い、銀時は晋助を殴った。

私はギリギリ晋助の刀から手を離したため、私は無事だが晋助は吹っ飛ばされた。










銀時は再び晋助に近付いたが、私は止めた。


みずは「銀時、行って。
向こうの方が危ないわ。きっと神楽ちゃんたちも居る。」


銀時「、、、。大丈夫か?」





銀時の大丈夫は何に対してだろうか。


私が真選組だから?晋助の敵だから?

でも関係ない。





みずは「大丈夫。」



そう力強く言う。

あまり納得していない様だが、



銀時「気を付けろ、何かあったら言えよ。」

と、言い走って向こうに行った。









私は振り向き晋助の方へ歩いて行った。

私はしゃがんで目線を合わせる。


みずは「久しぶり、晋助。」









晋助の顔を見ると、
先程銀時に殴られた跡が有り赤く腫れていた。

私は晋助の頰に手を添える。




みずは「銀時が殴らなかったら、私が殴ろうと思った。

先生が死んでから確かに私達は攘夷を辞めた。


でも過去からは目を逸らしていない。
のうのうと生きていない。

晋助のその左目に最後に映ったのは何?





銀時の__涙じゃない?」









そして私は立ち上がった。





みずは「私達は負けた、あの時に。

でも確実に前に進んで居る。


仲間と共に。」









私は銀時らのところへ向かおうと振り向いた。

が、体が動かない。






高杉「また俺から離れるのか、みずは。」





私は晋助に抱き締められていた。





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設定タグ:銀魂 , 真選組 , 攘夷戦争   
作品ジャンル:ギャグ
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ナウシカ♪(プロフ) - 眠り姫さん» ありがとうございます!頑張ります♪ (2017年3月1日 0時) (レス) id: 043a97a17f (このIDを非表示/違反報告)
眠り姫(プロフ) - 応援しています!更新頑張ってください(ノ´∀`*) (2017年2月28日 23時) (レス) id: 56ae3e602e (このIDを非表示/違反報告)
ナウシカ♪(プロフ) - S.Mさん» ありがとうございます♪これからも更新頑張ります☆ (2017年2月25日 20時) (レス) id: 043a97a17f (このIDを非表示/違反報告)
S.M - 続編おめでとうございます。これからも頑張って下さい。 (2017年2月25日 19時) (レス) id: 616a1095ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナウシカ♪ | 作成日時:2017年2月24日 16時

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