検索窓
今日:6 hit、昨日:15 hit、合計:657,885 hit

第九十ニ訓【夏祭り編】 ページ45

.









ドオーン!!!!!





「なんだ!?向こうの広場で爆発が!!」

「テロだぁ!!攘夷派のテロだぁ!!!!」




周りの人は逃げ惑う。

が、私たちは動かない。






晋助「覚えてるか銀時?
俺が昔鬼兵隊っていう義勇軍を率いていたのよォ。

そこに三郎っていう男がいてな、剣はからっきしだったが機械にはめっぽう強い男だった。

俺は戦をしに来たんじゃねェ、親子ゲンカしに来たんだっていつも親父のことばかり話してる変なやつだったよ。

だがそんな奴も親父の元へ帰ることなく死んじまった。全く酷い話だぜ、俺らは天人から国を守ろうと必死に戦ってたのに。

肝心の幕府はさっさと天人に迎合しちまった。天人との関係を危惧してあっさり侍を切り捨てやがったんだ。

鬼兵隊も例にもれず、粛清の憂き目にあい壊滅。

河原にさらされた息子の首見て親父が何思ったは想像にかたくねーよ。」





銀時「高杉、じーさんけしかけたのはてめーか。」


高杉「けしかける?馬鹿言うな。
立派な牙が見えたもんで研いでやっただけの話よ。

わかるんだよ、俺にもあのじーさんの苦しみが。
俺の中でも未だ黒い獣がのたうち回ってるもんでなぁ。

仲間の敵を、奴らに同じ苦しみを、


みずはを失った悲しさを。」




みずは「!!」




高杉「殺せ殺せと耳元で四六時中騒ぎやがる。

銀時、てめーには聞こえねーのか?

いや聞こえるわけねーよな。



過去から目そらしてのうのうと生きているお前に、牙を無くした今のお前に俺たちの気持ちは分かるまいよ。」









銀時は私に早く行け、と耳打ちをする。

が、そんなこと言われた後に退くようじゃ私も廃る。









私は銀時に向けている晋助の刀の柄の部分を掴み、



みずは「見くびっちゃあ困るわ、晋助。」





銀時、高杉「!!!」





.

第九十三訓【夏祭り編】→←第九十一訓【夏祭り編】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (134 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
353人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 真選組 , 攘夷戦争   
作品ジャンル:ギャグ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ナウシカ♪(プロフ) - 眠り姫さん» ありがとうございます!頑張ります♪ (2017年3月1日 0時) (レス) id: 043a97a17f (このIDを非表示/違反報告)
眠り姫(プロフ) - 応援しています!更新頑張ってください(ノ´∀`*) (2017年2月28日 23時) (レス) id: 56ae3e602e (このIDを非表示/違反報告)
ナウシカ♪(プロフ) - S.Mさん» ありがとうございます♪これからも更新頑張ります☆ (2017年2月25日 20時) (レス) id: 043a97a17f (このIDを非表示/違反報告)
S.M - 続編おめでとうございます。これからも頑張って下さい。 (2017年2月25日 19時) (レス) id: 616a1095ef (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ナウシカ♪ | 作成日時:2017年2月24日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。