第四百二七訓【過去編】 ページ9
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近藤「トシは、あいつはかなり強いぞ?」
みずは「私はあの傷を3日で治したんですよ?余裕です!」
そう笑って近藤さんを見るが少し心配そうにこちらを見る。
久々に体を動かしたいという事もある。
だが、それより私は気になった。
彼について行く人がどんな人なのか。
みずは「まぁ、これでも私強い方ですから!」
そう言い捨て私は道場に向かう。
道場に入る前に一度礼をする。
懐かしい。昔もよくこうやって稽古してたな。先生に勝つことは一回も無かったけれど。
突然の訪問者にみんな手を止めこちらを見る。
私は気にせず彼の下まで歩いて行く。
みずは「稽古中に失礼します。
一つ、私と試合でもいかが?」
竹刀を振っていた彼は手を止めこちらを見る。
「冷やかしなら帰れ。」
そう言い彼はもう一度素振りを始める。
まさか私が女だから、
冷やかしだとでも思ったのかな。
私を普通の女だと思ったら大間違い。
是非とも彼の脳みそに
そうインプットさせようでは無いか。
私は近くに落ちてあった竹刀を拾い上げ
彼が竹刀を振り上げた瞬間柄頭に竹刀を当てる。
すると彼の竹刀はその衝撃に耐えれず飛んで行く。
辺りはシーンと静まり返る。
みずは「キチンと左手に力が入ってないじゃない。」
「何が言いたい。」
みずは「女だからって勝負を引き受けない訳?
貴方の実力はそれだけという訳かしら。」
「へっ、上等じゃねェか。受けてやらァ。」
周りがザワザワとうるさくなる。
女があいつに!とかなんとか聞こえる。
まったくどいつもこいつも。
私は溜息をつき竹刀をきつく握った。
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みかん - ナウシカ♪さん» 完結お疲れ様でした!!ただ、ちょっといやかなり寂しいですが…と思ったら続編があったァァァ!!!!よかった!今月一番ホッとしました。 (2018年2月28日 17時) (レス) id: 4389491407 (このIDを非表示/違反報告)
ナウシカ♪(プロフ) - 暁さん» ありがとうございます!!さてさて改めて続編が金魂になりましたね笑まだ金魂の方は終わりそうにないです、、、!!! (2018年2月27日 19時) (レス) id: 043a97a17f (このIDを非表示/違反報告)
ナウシカ♪(プロフ) - さっくぅさん» さてさて終わる終わる詐欺になるのでしょうか、、、!?続編が出来ましたのでこちらもよろしくお願いしますね! (2018年2月27日 19時) (レス) id: 043a97a17f (このIDを非表示/違反報告)
さっくぅ(プロフ) - 本当に終わりですか!?終わる終わる詐欺ですか!?そうであってほしい! (2018年2月27日 7時) (レス) id: 964aa4279e (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - この作品完結!!私はこの小説気に入ってたのですがショックです。 (2018年2月27日 6時) (レス) id: d89e7bb0b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナウシカ♪ | 作成日時:2018年2月6日 22時