【銀魂】十 よく考えてみれば元攘夷志士の私が真選組総長してるってヤバい

第四百二五訓【過去編】 ページ7

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みずは「すみません、つい。」

「いや、それはいいんだけど俺こっち。
それはゴリラのぬいぐるみだから。」








すみません！と私は再度この人に顔を向ける。やっぱりゴリラだ。









「いや、ビックリしたよ。
川で汗を流してたら急に流れてきたもんだから。」

みずは「(やっぱりゴリラじゃん。)」







ん？て、事は私崖から落ちて川に着地したのか。なんて事だ。







「身体中傷だらけだし、骨も何本かいってる。暫くは安静だな。」






じゃあ、何かあったら呼んでくれ。そう言ってその人は部屋から出ようとする。






みずは「何でですか？見ず知らずの人を看病するなんて。私が悪い人だったらどうするんですか。」


「そういう事を心配してくれる
君は悪い人じゃないね。

それに目の前に怪我した人が倒れている時に
いい人か悪い人かなんて関係ないだろう？」


みずは「いつか、騙されちゃいますよ？」


「ははっ！心配してくれるのか。」









がはは、と彼は笑う。

良い人だなぁ。








みずは「お名前を伺っても？」


近藤「俺は近藤勲だ。お嬢さんは？」


みずは「阿部みずはです、近藤さん。」







これが私と近藤さんの出会い。






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