【銀魂】九 よく考えてみれば元攘夷志士の私が真選組総長してるってヤバい

第四百十九訓【バラガキ編】 ページ40

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ようやく事件が解決し、
私達はひと段落つくことが出来た。







近藤「トシ、本当にあいつらに
浪士共を任せて大丈夫なのか。」

土方「心配いらねーよ。」

山崎「しかしこれで見廻組の評判はうなぎ登り。
美味しいとこどりじゃないですかアイツら。」

土方「んな事はねーさ。なにせこっちは、」






そう言ってトシはパトカーのドアを開ける。






土方「超大物のホシをあげたんだ。
なァ、白夜叉殿？」

銀時「だから元だよ！もと！
てめーら俺のお陰で助かったのに恩を仇で返すつもりか！」






やばいやばい。

この流れヤバそう。



まさかみんなもこの場に元とはいえ攘夷志士が3人もいたら驚くだろう。






土方「どうにもくせー野郎とは思ってたがまさかてめーが桂どもと並ぶ伝説の攘夷志士だったとはな。」

銀時「だから元っつてんだろ！！
今は善良な市民である所はてめーらもご存知だろうが！！」

山崎「殺 人未遂おかそうとしてましたよね。
鉄を殺 そうとしてましたよね。」





ほら、総長も何か言ってやって下さいよ。と退に言われる。ここは何か無難な事を、




みずは「夜叉って鬼とか勇猛って意味なんでしょ？全然違うよね、詐欺だよね。」

銀時「それ俺も気にしてんだから言うな！」








良かった良かった。上手い具合に滑り抜けた。

少し叫びたい気分だがここは抑えよう。

そして部屋に帰ったら喜ぼう。







だからこのまま直ぐに真っ直ぐ屯所へ帰ろう。

直ぐに！！




私はパトカーの助手席に座ろうと進む。









銀時「そういえばよォ、




みずははイメージ通りだよな


『疾風の舞姫』ってよ。」






土方「」

近藤「」

山崎「」




みずは「」







バタン！！




銀時「んぎゃああああ！！！！」





私はパトカーのドアを思いっきり閉めた。

銀時はパトカーの外まで足を出してたからかとんでもない声を出した。



そして周りの視線もとんでもない。

トシはタバコを落とし、周りの隊士らはあんぐりと口を開けてこちらを見ている。






みずは「ささささぁ、帰ろ？」






私、今うまく笑えてるのかな？







阿部みずは。




人生最大のピンチです。






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【バラガキ編】end






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