【銀魂】九 よく考えてみれば元攘夷志士の私が真選組総長してるってヤバい

第四百十八訓【バラガキ編】 ページ39

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「救護。
至急、応援を頼む。」





大きな爆音の後、廃ビルから出て来た見廻組隊士はボロボロで所々怪我をしていた。

彼を見かけた隊士らは急いで廃ビルの中へ進み屋上を目指す。







プルルルル





「局長！浪士供が全員捕縛されています！
投降を訴えかけてますが真選組の姿が見当たりません！」

「いや、屋上で昏睡してるぞ！」




だが彼らはふとした違和感に気づく。




「ま、待て！これ真選組の制服を着た見廻組だ！」

「どこにもいない！真選組も人質も！！」






その間にもボロボロの隊士は局長の元へ進む。

彼が顔を上げた瞬間。後ろから刀を構える音がする。3人分だ。






佐々木「そうですか、恐らく見廻組に成りすまし突撃隊を騙し討ちさせるとともにヘリの銃撃を見廻組に向け同士討ちさせたのでしょう。」

みずは「何分屋上という隔離された空間での出来事ですので、、、。査問委員会にかけても攘夷浪士による犯行であると言い逃れされる恐れがありますね。」

山崎「さらには此度は私闘挑発してきたのは真選組とは言え、先に仕掛けたのはこちら。我々の責任を問われるのは必定ですよ。」

近藤「どうでしょう。事件も無事解決した事ですし、何やら手柄も置いて行ってくれた事だし。
今回の件は痛み分けって事でお互い不問にし手を引かれては。」

土方「如何でしょう、局長。」






局長に刀を向けた3人と1人は見廻組ではない。





佐々木「浪士達を捕縛しなさい。
結構です、人質はくれてやりましょう。事件はもう解決しました。」

土方「英断、心から感謝いたしますよ局長。」





そういって彼は真選組の元へ歩いていく。





佐々木「いえ、これからもお互い江戸の治安を守る者として頑張っていきましょう。」

土方「えぇ、せいぜいエリートの足を引っ張らないよう気を付けますよ。」

佐々木「ご謙遜を。
貴方達は立派なエリートですよ。

悪ガキの、エリートだ。」









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