【銀魂】九 よく考えてみれば元攘夷志士の私が真選組総長してるってヤバい

第四百十五訓【バラガキ編】 ページ36

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佐々木「フフフ本当に呆れた人ですね、土方さん。事件の収束よりも市民の安全が大事だとでも。
いいえ貴方は私情を優先しただけだ。貴方が救いたがっているのは我が愚弟などではない。
土方家の可哀想な自分だ。

警察に課せられた使命は罪を裁くことです。
罪を恐れる貴方に人を裁く事は出来ない。罪人を裁くには罪人以上の咎を負う覚悟が必要なんですよ。」



みずは「っ！しまった！」



佐々木「歯車はただ回るだけです。もう止まりませんよ。時間切れです、土方さん。」




みずは「っ！」







やられた。私達が佐々木殿に注目している間に見廻組は廃ビルに入り攘夷志士らを殲滅しようとしている。私とトシは急いで階段を上るが間に合いそうにない。






頭「チキショー！！
こうなったらお前も道連れだ！」

鉄「うっ、うおわァァァァァ！」

土方「鉄ぅぅぅ！！」




ドドォ！




私達が屋上に着いた瞬間。
見廻組は鉄の周りを囲みそのまま斬った。





プルルルル




突然電話の呼び出し音が鳴る。





佐々木「もしもしサブちゃんですけど。
見廻組の手引き御苦労様でした。お陰で難なく奇襲が成功しました。」

「これで俺の仕事はしめーか。」

佐々木「えぇ後は我々が上手くやります。」

「そうか、じゃあ。」






ぐらり、と音が聞こえそうなくらい見廻組は一斉に倒れ始める。







銀時「こっからは俺の好きにして良いんだな。」

みずは「銀時！？」

土方「てめーはァァァァ！」


佐々木「ほう、寝返りですか。結構ですよ。
もとよりメールを返さないメル友ならアドレス帳に残すつもりはありませんから。」







え、なんでこんな所にいるの。

そんな考えはふと聞こえた大きな音で消された。

見廻組、ヘリなんてあったのか。









土方「んな事だろうと思ったぜ。」








そうか。



見廻組突入は私たちを誘き寄せるため。

出入り口は見廻組で全て固められている。

私達の逃げ場を無くした上で浪士ごと皆殺しにしよう、という算段かな。





みずは「これはまた厄介な事に。」








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