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キュヒョンside
Aが帰るのを何かもの惜しそうに
表情が曇るトゥギヒョン
KY「どう？」
俺がそう聞くと
コーヒーを吐きそうになる笑
LT「うん、いい子そうだね面白いし、だだ急に連れてこないでよ焦るじゃん笑」
その反応を見たかったから笑
そう言い笑ってると急に真剣な顔をして
LT「ところで、さっきの話詳しく聞かせて欲しい」
KY「何の話？」
LT「婚約破棄のこと」
あのことを聞いてきた
幼馴染で小さい頃からずっと一緒で本当の兄弟のような
仲だったからAのことは俺が1番よく知ってる
だから婚約破棄されたと聞いたときは
俺もすごく驚いた
婚約破棄をされるような子じゃないから
ーーー
Aに彼氏ができたのは今の会社に入って
一年位すぎた時だった
相手は同じ会社の先輩で
2人で仕事することも多いらしく
それで仲良くなったとか…
結婚が決まって
忙しくなったからか少しメールの頻度は落ちた
それでもたまに送ってくれるメールの内容は
いつも幸せそうな内容だった
入籍は確か俺に連絡してきた日から3ヶ月後
くらいだったと思う
かれこれ2ヶ月以上経ってもうそろそろかなと思い
お祝いにAを飲みに誘おうと思ったら
電話口からはAの啜り泣く声が聞こえた
KY「もしもし？A？泣いてるの？」
「…」
何も話さないから俺は急いでAの
住むマンションに向かった
インターホンを押すとゆっくりとドアが開いて
Aが泣きながら俺に抱きついた
「おっぱ…」
泣き崩れ震えるその小さな体を
俺は優しく抱きしめた
少し落ち着いたから部屋の中で
話を聞くことにした
「婚約破棄された」
え？
「浮気もされてた」
は？
衝撃発言連発で俺は固まった
あんなに幸せそうにしてたのに…
どうしてそんな事になったんだ…
その後も泣きながら俺に全てを教えてくれた
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作者名：しおり | 作成日時：2023年8月21日 6時
