One more time③【赤井秀一】 (ページ6)

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「A、今日の晩御飯、、」

『あ、ごめん秀一、食べててくれる？』

「？」

『今日の夜友達と飲む約束しちゃって』

「友達？」

『えぇ、遅くなるから先にお風呂も入って寝てていいわ。
じゃあ、よろしくね。』

「おい、ちょっ…」

秀一に深く聞かれる前に家を出たくて早々とドアを閉めた

ごめん、秀一…

隠すつもりはないんだけどあまり知られたくないという矛盾が生まれる

近くのコンビニで2人分のお酒を買って

零に送られてきた道順通りに歩く

『ここか…』

零が住んでいるらしいアパートまで辿り着き

指定された部屋番号のインターホンを押した

ｶﾞﾁｬっと開かれたドアの前には

『…よっ。』

「いらっしゃい。入って。」

『おじゃましまーす』

初めて来た零の家

『案外片付いてるのね。』

「散らかってるとでも思ってたか？」

『散らかってたら笑ってやろうと思ってた。』

少しからかうとおい、と笑って怒られた

「酒ありがとう。まだ飲まない分は冷蔵庫に入れておくよ。」

『はい。…え、これ零が全部作ったの？』

「ん？」

テーブルに並べられた大量の料理が目に入った

「あぁ、まぁな」

『すごい…美味しそう』

これが作っておくと言っていたおつまみ？

おつまみってこんなに豪華だっけ？なんて思う

『にしても…作りすぎじゃない？』

「つい…いつもの癖で」

作りすぎる癖って、、笑

『二人で食べ切れるかなぁ』

「食べ切れなかったらお持ち帰りも可能です。」

『何、急にポアロの安室透じゃん』

「どうされました、お客様。」

『やめて笑』

私が笑うとつられて零も笑い出す

早速食べようかなんて言われるが

『怪我の手当が先だってば』

「…はい」

本来の目的はこれ

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