One more time③【赤井秀一】 (ページ21)

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ジョディside

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「じゃあA、また後で。キャメルが待っているわ。」

『えぇ、じゃあ。』

キャメルの車で任務へ向かうAを見送り

私もシュウと合流した

「お待たせ。行きましょう。」

「あぁ。」

「そう言えばさっきボスから連絡があって…」

ジェイムズから入った連絡をシュウにも共有し、今日の任務内容を再確認する

「なんだか久しぶりよね、このペア。」

「そうか？」

「昔からシュウはAと組むのが当たり前って感じだったでしょう？
…まぁ、今回は喧嘩中みたいだし仕方ないけどね。
で、相談って何なの？今日はそれを聞くためにもシュウと組んだんだけど。」

「その事なんだが…任務が全て終わってからにしないか。
仕事に余計な感情を持ち込むと厄介なんでね。」

「あっそう、シュウらしいわね。」

「割と真剣な相談なんだが。」

なんて言いながらシュウは煙草を咥える

「シュウが真剣な相談ねぇ…」

「…何を笑っている。」

シュウの視線が移り、横でニヤニヤと笑う私を不思議そうに見る

「いや…ほら、あなたって感情を表すことってほとんどないじゃない。
シュウも悩むことがあって、それを仲間の私に話そうとしてくれるのがやけに嬉しくてね〜。」

信頼出来る仲間って感じで素敵じゃない？と肘で肩をつつくとやめろと言いたげな顔

「まっ、相談出来そうな人も他にいないだろうし。
あなた、友達とか少なそうだもん。」

何も言わないシュウをからかってみれば…

「…降ろすぞ。」

と、女の部下を平気で車から降ろそうとする

「も〜冗談よ、冗談。」

まぁ実際は部下だなんて思ってないけどね

そうね、シュウはやっぱり…頼れる大事な〝仲間〟かな

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