拾漆 ページ21
「その首貰っ__?!」
「宵の呼吸 壱の型 “流星火”」
一筋の流れ星が鬼の首と胴を切り離す。何故、何故、木を切ったではないか、何故直ぐに反撃ができるのだと鬼は困惑している。
それもそのはず、彼女の“流星火”は予備動作なしで繰り出すことが可能なのだ。ただ真っ二つに斬る、それだけの技だが単純だからこそ威力は増しになる。
予備動作を入れたら勿論威力はすごいことになるがこの技の利点は予備動作なしでの高火力なのだ。
「何が、起こったん、だ....」
「今回はただ私の方が早かった、それだけのことです。」
鬼の体は灰となって朽ちてゆき、鬼の着ていた着物だけが残る。
Aは安心した、初めての任務に異能の鬼、知らないこと、経験のないことがあるとどうしても不安要素が大きくなってしまう。
だがやることは変わらない。力量を見極め、自分の持てる能力をフル活用して斬るのみ。常に冷静に。“常に考え続ける”のみだ。
それがAの使っている『宵の呼吸』を伝授した詠の教えなのだ。Aはその教えを忠実に守る。
自分の頭で考え、地を踏み、自分の意思で動く。基礎が出来ぬ者が進化することがないことを彼女は知っている。
そもそも“宵”とは日が暮れてからまだ間もない時間のことを言う。夜にしてはまだ明るい時間、言うなれば彼ら宵の呼吸の使い手は太陽と月の狭間に生きる唯一の存在なのだ。
「来世はどうか幸せな人生でありますように」
誰も居ない空間でぽつりと零れたその言葉は誰かに届くわけでもなく夜に溶けていったのだった。
+・+・+・+
なんで文字数を抑えられない....???文作るの下手すぎか??
それはそうと、沢山のお気に入り登録にコメント、評価ありがとうございます。人に作品が好きと言っていただけるのはなんとも嬉しいものですね。もし宜しければ評価をお願いします。これからもご期待に添えられるように精進してまいりますのでよろしくお願いします
もし質問等がありましたらどうぞ気軽にお聞きください。意外とAや詠に裏事情あったり....???
《大正コソコソ噂話》
宵の呼吸は古来より存在する呼吸です。中々適性者がおらず継承権は限られています。ある意味彼らは鬼と人間に愛されているのです
227人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Lotus(プロフ) - 黒豆粉さん» ありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです^^* ご期待に応えられるように精進してまいりますのでよろしくお願いします! (2019年11月17日 20時) (レス) id: 0657cdb7e7 (このIDを非表示/違反報告)
黒豆粉 - とっても素敵な作品ですね!!応援しています!!更新頑張ってください!! (2019年11月17日 19時) (レス) id: a216a85358 (このIDを非表示/違反報告)
Lotus(プロフ) - すンずさん» わあー!ありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです(*´`*) これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年11月9日 17時) (レス) id: 0657cdb7e7 (このIDを非表示/違反報告)
すンず - とても面白いです!!更新頑張って下さい!応援しています! (2019年11月8日 20時) (レス) id: 6823c0d55a (このIDを非表示/違反報告)
Lotus(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます....!!!!急に消えたのに探していただいて有難いです!!!期待に応えられるよう精進してまいりますのでよろしくお願いします! (2019年10月27日 22時) (レス) id: 0657cdb7e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Lotus | 作成日時:2019年10月23日 20時