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「俺なんにも聞いてねーっつの！」
「私も聞いてない！」
綾と2人で抗議する。
「だってー。せっかく聖夜ちゃんのためにサプライズで企画したのにリョー君と瞳ちゃんに伝えてあったらバレるでしょー？」
「おい待てチビ。どーいう意味だこのヤロウ」
「顔に出やすいって言ってるのー」
〈聖夜side〉
「はいはいヤロー共、準備するぞ〜」
暁に手を引かれていつもの席につくと同時に、滑らかな秋山の声が入って来る。
「リョー君は買い出しもしてないんだからちゃんと手伝ってねー」
「そもそもこの企画すら知らねーのに買い出しできるワケねーだろ！」
「優斗、綾、うるさい。口開かなくていいから手動かして」
「ヨウ君酷いー！うるさくしてたのはリョー君だけなのにー！」
「大丈夫よ、優斗もちゃんとうるさいから」
他愛のない言い合いをしながら、それでも秋山を手伝いにキッチンへ消える吉良と藤城。
これは手伝いに行くべきかしら、と思いながらその様子を見守っていると。
「聖夜さんは、ここで僕と花音の話し相手になってください」
七音に腕を引かれ、大人びた口調でそう言われた。
「るぅちゃんおはなしー」
それに便乗するように、七音とは反対の手を花音に引かれて。
振り切る理由もないので、花音を膝にのせ、七音を隣に座らせ。
くしゃり、と七音と花音の頭を撫でた。
そうすると、花音からは嬉しそうな「きゃー」という声があがった。
七音はなんだか恥ずかしそうだったけれど。
「あー、なんか楽しそうー」
コップやお箸をテーブルに並べながら、吉良が羨ましそうな声を出す。
それを聞いて、落ち着いた声でたしなめるのは岬で。
「はい、今は準備に集中して」
「今日のヨウ君小姑みたいでやだー！」
「早く終わったらそれだけ早く聖夜ちゃんと話せるんだから」
「うー･･･。カナちゃん、次何すればいいのー？」
しぶしぶ、といった感じに再びキッチンに入って行く吉良。
彼はいつもなんだかんだと言いながら、よく秋山の手伝いをしている。
だから今こうして動いていることに違和感はないのだけれど。
「カナ！これを俺にどーしろっつーんだよ」
「綾、それそこに置けばいいだろ」
「つか昴、お前それ何持ってんだ！？」
藤城と暁が手伝いをしていることに激しく違和感。
そもそも手伝えているんだろうか。
どうもすき焼きには関係のないモノを持っているように見えて仕方ない。
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聖夜(プロフ) - 天宮さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年5月20日 23時) (
レス) id: 8b1588b2b7 (このIDを非表示/違反報告)
天宮(プロフ) - この小説とても面白いです！これからも頑張ってください！！ (2019年5月20日 20時) (レス) id: 9819c94959 (このIDを非表示/違反報告)
聖夜(プロフ) - ちゅんさん» お待たせしましたー！ありがとうございます頑張ります！ (2019年3月31日 9時) (レス) id: 8b1588b2b7 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 待ってましたー！！これからも更新頑張ってください！！楽しみにしてます！ (2019年3月31日 1時) (レス) id: 1fdd2ab3eb (このIDを非表示/違反報告)
聖夜(プロフ) - ラビットさん» お待たせしました！ありがとうございます頑張ります！！ (2019年3月31日 0時) (レス) id: 8b1588b2b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：聖夜 | 作成日時：2018年8月14日 20時
