“さいきょう”MBパート3【ハイキュー】【男主】

第92話 ページ21

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「はあぁぁぁぁぁあ…」


木兎「どうしたきんじょー！デカイ溜息だな‼」


「そりゃ溜息も付きますよ…」




伊達工との試合が始まり、まだ始まったばっかの1セット目。



今回は俺たち、1、2年用の新体制verローテで行くため…




猿杙 木葉 小見
金城 赤葦 木兎
ーーーーーーーー←ネット
青根 二口 笹谷
茂庭 3年WS 釜崎 Li(3年)


まぁざっとこんなの。

ほんとは、小見さんが居るところに、鷲尾さんが入るけどな。



んで、伊達工はすでに、1、2年を軸としてチームを作ってるみたいだな。




その伊達工の鉄壁の中でも、1番脅威なのが……








青根「……」

二口「よしっ ナイスタイミング 青根」
青根「((コクコク」


この2人だ。


いまさっきも、2回連続でスパイクを止められた。

ちょいと面倒な相手。



俺がデカイ溜息をついているのも、このせいだ。



スパイクを連続で、それも綺麗にドシャットされるとちょっとショックだ。






あと…色んな意味でもっと厄介なのが……







二口「へぇ…“さいきょう”MBもこんなもん？
本気だしてみろよ。そんで、心を折ってやる」




二口だ(遠い目)←


挑発してくるし挑発してくるし挑発してくるし…←←




基本、俺は挑発にのらないタイプだが、こうずっと言われてるとさすがに腹がたつ。






「だぁぁくそッ！京治‼速攻よこせ！！！」



赤葦「……やだ」



「は?」



何言ってんだこいつ！

あの鉄壁を破るにはな‼





赤葦「考えてること丸分かりだよ。

あの鉄壁を破る為？
挑発に乗ってんじゃないよ 馬鹿」



「んな‼馬鹿とはなんだよ‼」



赤葦「鉄壁を破る為の協力。チームだろ。勝手に1人でカッカして輪を乱してんじゃねーよ」


「！」




京治にツボを突かれて、驚く。




あー うん。そうだな。


チーム

だからな。




なーに挑発に乗って、1人で焦ってんだよ、俺。
あーもーさっきと同じじゃねーかー






「((バシッ」




気持ちを切り替える為に、自分の頰を叩く。







「っし ワリ、もっかい頼む」




赤葦「もちろん。その為のセッターだからね」






俺たちの、そんな様子を見てか、伊達工の方も気合いを入れ直す。



二口「青根。また一本つぇーのくるぞ。気を引きしめろ」


青根「分かってる」


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