TOP4短編集3

とある日の牛 ページ14

ピンポーン

インターホンの音で目が覚める。

ん？あ、帰ってきてソファ座ってたら寝てたんだ…

時間を確認しようと時計を見ると午後9時。
帰ってきてからもう既に3時間は経過している。

っとそれより誰だよ、こんな時間にぃ……

そう思い、インターホンの画面に向かって話しかける。

｢あ、あー、どなたですかぁ…｣

半分寝ぼけながら声を出したため、なんだかだらしない声が出た。インターホンからはこんな言葉が返ってくる。

???｢あ、すみません、宅配便ですぅ〜。あなたの彼氏を届けに来ましたぁ｣

…あなたの彼氏……？…なんでこの時間に家来てんの？

｢……あ、でしたらぁ受け取り拒否しますぅ、あいにくこちらは疲れておりましてぇ｣

牛｢いや、そこは開けて？外結構寒いのよ??寒波、寒波くん来てんの｣

｢鍵空いてる｣

牛｢不用心だなぁ｣

(ガチャ)
牛｢お邪魔しま〜す｣

玄関からうっしーの声が聞こえる。元気ねぇ…
そのまま玄関へうっしーを迎えに行く。

｢いらっしゃい｣

牛｢A、どんな格好してんのさ。も〜、とりあえずお風呂入って着替えてきな？待ってるから｣

｢うっしーお母さんじゃん…じゃなくて？なんでこんな時間に来たの??なんかあった？｣

牛｢なんかなかったら来ちゃダメだった？ビールとつまみの差し入れ持ってきてあげたのに??｣

｢お風呂行ってきまーす!!うっしーありがと!!大好き!!｣

よっしゃ、ビールがあるとなるとこれはもう今すぐにお風呂に入らなければ…!!
そしてお風呂上がりにキンッキンに冷えたビールを飲む!!

これは私の宿命だ!!

うっしーに軽く抱きついた後にダッシュでお風呂場へ直行する。

その様子をうっしーが愛おしそうな、でも少し心配そうな顔で見ていた。ことを私は知らなかった。(後から知った)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ダメ、受験勉強しなきゃなのに夢小説書いてないとやってらんない…

続き→←続き

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す