mainstory:あーね、やっちまった感じね ページ9
夢主side
いつも青い空が赤く染まり群青色へと変わるころ、使用人に用意された服を着飾り、物憂げな表情を浮かべながら馬車の車窓から流れゆく景色を眺めている綺麗な顔をした。顔だけ美少年少女は誰でしょう……私だよ!
先程使用人の由希から教わった戦略を説明するとYes I canとme tooらしいこれ使えば大抵は乗り切れると聞いた
あれだ前世で言う所の魔法の言葉だ
そんな事を考えて自分の世界に入り込んでいたら馬車の揺れが止まった
「着きましたお嬢様、いつもみたいに自分の世界に入り込んでコミュ障発動してはいけませんよ」
『わかっているよ…ところで由希』
「?…何でしょう?」
『足の震えが止まらないんだけど…どうしたらいいかな…?』
「お嬢様私とても不安です」
『私もだよ』
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場所は変わり社交界の会場の人だかりのど真ん中
「お初にお目にかかります。私は朝比奈子爵家の長女、沙良と申します。本当に日々樹様はお顔立ちがよろしくて〜」
切 実 に 帰 り た い
もう本当にさっきからずっとこれだ、挨拶をされ自己紹介して笑顔で喋る。いや、難しいって私にはレベル高いって、でもそれをこなす私天才すぎ、マジで国民栄誉賞よこせ、まあでもさすがに疲れたな、少しだけ休もう、私はベンチを探した
そのとき黒服さんが、「お飲み物いかがですか?」といくつかグラスがのったお盆を差し出された、もちろんコミュ障の私は『え…あ、はい』と断れずそれ受け取ってしまった。
ジュース片手に会場のすみっこへ向かう、人込みから抜けた後ベンチを見つけたのでそこに顔を伏せ、腰を下ろし休む、もう二度とこんなところ来ないと、自分の世界に入り込み愚痴を吐いていると、そこに綺麗な紫色の髪をした。少年が現れる。
「なぁ、お前もしかして日々樹公爵家のAか?」
顔を上げる、眼前に端正な顔立ち、まずい息を引き取られそう
「俺は御影玲王、二年前お前が振った相手だよ」
意地悪そうに口端を上げ、こちらを見据えるその瞳と眼があう、全身から力と共に魂が抜ける。
その瞬間に持っていた。グラスを手から離す。御影玲王の服にジュースがかかり、シミを作る。
あーね、やっちまった感じね
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どすこい(プロフ) - 夜市さん» 頑張って執筆します。コメントありがとうございます。 (2023年2月7日 12時) (レス) @page21 id: ec717a6418 (このIDを非表示/違反報告)
夜市 - \(^o^)/続きがめちゃくちゃ気になります。 (2023年1月13日 4時) (レス) @page18 id: dc915a743b (このIDを非表示/違反報告)
どすこい(プロフ) - おとはさん» コメント有難うございます。そりゃ冒頭でいきなり〇んだらそうなりますよね。私の思います。 (2023年1月6日 15時) (レス) id: ec717a6418 (このIDを非表示/違反報告)
おとは(プロフ) - 最初、ワタシノシッテルブルーロックジャナイ…!?ってなりましたが好きですね、はい。 (2023年1月5日 17時) (レス) @page4 id: ae6bfb2eb1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し8310号(プロフ) - 青いGさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです。頑張ります。 (2022年12月20日 18時) (レス) id: a75208dd47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どすこい x他1人 | 作成日時:2022年12月3日 14時