Story 90 SUGAside ページ30
SG｢どうしたんですか｣
｢すまない、作業室のある練が停電中で使えないんだよ｣
SG｢…そうなんですね｣
｢今日の昼には終わるはずだけど、申し訳ないが今からは無理だな｣
宿舎に帰ってもなかなか寝付けなくて
作業しようと思ったらUSBを事務所の方に忘れたことに気がついて
事務所でやろうと思っていた所だった
タイミング悪すぎだろ
ソファに体を休め初めて2時間がたった
少し寝てたみたいだ
のそりと体を起こすと
目の前で慌てているスタッフに目がいった
何事かと見ていれば
その人と目が合って
丁度いいところに！と俺に声をかけながら走ってくる
それは間違いなくAのマネヒョン
両手にぶら下げた白いビニール袋がガサガサと音を鳴らしてる
SG｢お疲れ様です…｣
MG｢いや〜これAに頼まれたんだけど、急用が入っちゃってさ！！Aに渡してくれ！あ、ついでにお前も食え！｣
SG｢…え、あ…ヒョン｣
MG｢すまん！頼んだぞ！！｣
そう言って走っていったヒョンは
何にそんなに慌てているのか
嵐のように去っていった
Aに渡せって…
アイツも事務所にいるってことか？
通り過ぎたスタッフに居場所を聞けば、アイツの作業室にいるという
場所まで教えて貰って行く
SG｢A…｣
声をかけるが返事はなく
コンコン
ドアを叩いても反応はない
ドアノブに手を載せればガチャりと音を立ててゆっくり開く
SG｢…
中を覗くと薄暗くて
でも、ディスクは電源が入ってる
そこに行けば｢スースー｣と音を立てて眠るAがいた
SG｢よく眠ってるな｣
起こしてはいけない。
勝手にそう思って
起こすことはせずに、チキンの入った袋をガサツに床に置いた
エアソファがあったから俺はそこに座って
イヤホンから盛れるAの音を聞きながら
体を倒した
SG｢いい歌つくんじゃん｣
Aの歌はおとぎ話みたいだ
幻想的で妄想的
柔らかいけど芯がある
優しいけどどこか不安にさせる
謙虚な好意
傲慢な嫌悪
いたたまれない言葉の並びに
温和とたわやかなメロディ
どれも優しく冷たく
そして穏和と荒々しさ
それが妙に心地よくて
胸にストンと落ちていくそれらに
自然と瞼は落ちていく
よく眠れそうなきがした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 584人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
からすみ(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです！！この作品が本当に好きで、何度も読み返しています。これからも楽しみにしています！応援しています！ (2018年12月15日 0時) (
レス) id: 224d9dadf0 (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - Haylee :Dさん» そう言って下さると励みになります!!亀さん更新になりますができるだけ書くつもりなので、楽しみにしておいて下さるとあり難いです!!! (2018年6月5日 21時) (レス) id: 98d994049d (このIDを非表示/違反報告)
Haylee :D(プロフ) - はじめまして。とても面白くて一気に読んでしまいました！これからも更新楽しみにしています。頑張ってください！次の展開が気になって気になって仕方がないです。 (2018年6月5日 9時) (レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - 白さん» ありがとうございます！遅くなりました！ (2018年6月4日 23時) (レス) id: dd58b3a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - ゆずさん» 遅くなり申し訳ございませんでした！！ (2018年6月4日 23時) (レス) id: dd58b3a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かなた | 作成日時：2017年9月23日 12時
