アイドル失格

story 15 ページ16

あれから、無事に撮影を終えて帰る準備をしていた

マネヒョンは迎えに来るって言っていたから、どこかで時間を潰そうかな



『お疲れ様でした』



ぺこりと頭を下げると

こちらこそと爽やかな笑顔を向けてくる３人


苦手な人もいたけれど、御三方は優しい人だ




BH「あ！A、ちょっと来て〜」

『…』

BH「はやくー」



嫌な顔をしているのが分からないのだろうかと思いながら、渋々…というよりかは

手を引かれたから強制的にそちらに向かう



BH「はーい上見てー」

『？』



肩をガッシリと組まれ上を見ろの支持に

顔を少しあげる


いつの間にか僕の後ろにシウミンさんとチェンさんがいて



目を向けた上方向

四人の顔が写っていた



パシャパシャシャシャシャ





XM「連写www」

BH「手がめっちゃ震えるからー」



頭が整理できず放心状態でいると、載せていいよね？って聞かれる


何のことか理解出来ず、適当にうんと頷いた




BH「うわ〜！いつもの倍はいいねあるよ、これ」

CE「それは言い過ぎだよ」

BH「え、そこだけ真面目なの？」


『』

XM「ほら」



不思議そうにしていたのが分かったらしく

自身の携帯の画面を見せてくれた




そこには「僕たちの新しい弟！！A！」

丁寧に画像もついてTwitterに投稿されていた。


『…うわ』



そのいいねの数がエグくて

あーまたたくさんの人に知られてしまったと


なんでうんと、首を縦に振ったのか

未来の自分を呪いたい




XM「今日はありがとうな」

『…いえ』


BH「何話してんの〜」

XM「お前にはナイショだよ」

BH「え！？」



ひどいよと泣き真似をしながら、僕の首に手を回して

後ろからギュッとされる


なんだか、今日だけで充分やられて慣れてしまった


今は少しの抵抗を出すのさえも面倒くさくて、

されるがまま。




ﾋﾟﾛﾝ


携帯がなり、目を向けると裏口にバンを止めてあるとマネヒョンからのカトク


『迎え来たんで帰ります』

XM「お疲れ様」

BH「またね！」

CE「後でカトク送るね〜」




ぺこりと頭を下げて

マネヒョンの元に向かった


やっと解放された






BH「…え、カトクってなに」

CE「ん？」

BH「Aとカトク交換したの？」

CE「あー、うん」

XM「いつの間に…」

CE「へへ」

BH「裏切り者！！！あーA行っちゃったじゃん！！ちょ、カトク教えて！」

CE「だめでーす！」


BH「抜け駆け禁止だろ！」

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