陸 ページ6
ん？敦さん目線は僕のことよく知ってるはずだよな？
僕は記憶無いけど敦さんは記憶あるんだよね？知ってるよね僕のこと、え？なんでそんな態度なの？怖い怖い
ていうか周りも助けろよ！！！！
何素知らぬフリしてパソコンに向かってんだよ！！！！！
「キレそう」
中島「えっ？！」
「すみません口が勝手に」
よし、一旦冷静になろう。
とりあえずあれだ。
この素知らぬフリしてる人達の名前も知りたいし、挨拶回りって大事だと思う。
それで話通じて優しそうな人に聞けばいい。
そうと決めると、僕は徐にデスクから立ち上がり、先ず最初に、茶髪の僕より少しだけ年上っぽい男性の元に向かった。
全員から注目されるが、もう視線は気にしない。
？「……？！……」
茶髪さんをしっかり目で捉えてデスクの方に向かって歩いていく。
茶髪さんは自分の方に来ていると察知して周りをキョロキョロしたあと口をパクパクとさせていた。
え？そんなビビる？
「あの……お名前を、聞いてもいいですか」
なんか凄い無愛想な言い方になっちゃったごめん茶髪さん。
谷崎「えぇっと……谷崎 潤一郎といいます」
「谷崎さん……んー……？」
谷崎潤一郎という名前に聞き覚えがあるのは何故だろう。
もしかして谷崎さんも与謝野晶子とか福沢諭吉と同じ部類なのかな。歴史マニア？
でも教科書に出てきたっけそんな名前。僕が知らないだけか。
谷崎「あ、あの……すみません、何か、気に入らなかったでしょうか……」
「いえ全ッ然！ありがとうございました！」
谷崎「は、はい！」
僕が無駄に考えているせいで余計な心配をかけてしまった。申し訳ない。
よし、次だ。次はあの……眼鏡の人にしよう。なんかしっかりしてそうだし、色々教えて貰えるかもしれない。
谷崎さんに一礼して眼鏡さんの方に向かうと、眼鏡さんはサッと此方に視線を移す。
国木田「……来たな、俺の名前は国木田独歩だ」
「えー！なんか聞いたことある！」
国木田「？！………」
しまった、なんでたまに思ったことを直ぐに口に出してしまうんだろう。悪い癖だな。
でも絶対国木田独歩って聞いたことある、絶対に。
いや覚えてないんだけど。僕国語弱いし。
「すみません、国木田さんですね。よろしくお願いします」
国木田「あ、嗚呼」
なんか微妙な反応されたけど気にしてはいけない。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (12月26日 18時) (
レス) @page15 id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
闇まんじゅう(プロフ) - ｱｰｰ!更新ありがとうございますありがとうございます！ (7月5日 21時) (レス) @page15 id: a2e3403032 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒーゼリー - 面白すぎます、、久々にこんな面白い作品見たかもしれません (2023年3月30日 19時) (レス) @page14 id: d6476119a6 (このIDを非表示/違反報告)
コウ(プロフ) - めっちゃ面白いです、続きずっと待ってます！ (2023年3月26日 22時) (レス) @page14 id: b2e6ff3e3a (このIDを非表示/違反報告)
うえーい - すんごい面白いです!!後、質問なのですが男主君の年齢って何ですか？教えてください!!!!!!!!!!! (2023年3月26日 19時) (レス) id: 0c6c723ba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつの | 作成日時：2023年1月28日 22時
