有頂天探偵社__拾 ページ29
ギャング「まず一人〜」
敵に囲まれている……僕は今まで何をしていたんだ。
「敦くん、大丈夫だよ」
中島「えっ?!」
ギャング「おらあああ!」
全然____大丈夫じゃない!
人数差で圧倒的こちら側が不利だ!
ギャングはそれぞれバッドや鉄パイプを持って襲ってくる。
どうしたら____
宮沢「___あっいたた……」
……………………え?
宮沢「……ふぅ、よっこらせっと……いてて……あぁ、お気になさらずに!こんなこともあります!田舎では牛の機嫌が悪くなって言うことを聞かないなんてしょっちゅうでした!」
………賢治くんは今、確かにかなり強い力で頭を鉄パイプで殴られた……はずなのに、何故か平然とした態度でそう話しながら歩き始める。
僕もギャングもその摩訶不思議な光景に気を取られ、手が完全に止まっていた。
宮沢「そういうときは………」
僕達の道を塞いだ車に手をかける。
「きたきた」
宮沢「手近なもので殴ります!」
賢治くんは、片手で車を持ち上げそれを投げつけ、近くにあった道路標識の棒をコンクリートの地面から抜き取りギャングを殴り倒していった………満面の笑みで。
中島「これは無理だ………」
山積みになったギャングの人達を見てそう確信した。
………_____
牛丼屋まで移動した末に僕はAくんの肩を握り叫んだ。
中島「Aくん僕には無理だよこんなやり方!!」
「落ち着きなよ敦くん!よく自分で気付けたね!賢治くんは怪力の異能力なんだ。とはいえ万能では無いけどね……空腹のときしかあの怪力は発動しない」
中島「えぇ?!じゃあ満腹になったら……?!」
Aくんは賢治くんが入店していった牛丼屋を一瞥して口を開いた。
「寝る!」
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まつの(プロフ) - 無花果さん» コメントありがとうございます! 素晴らしいと言って頂けてとても嬉しいです……!やる気アップしちゃいます😭🙏 男主私も大好きです!これからもよろしくお願いします✨ (2022年8月15日 23時) (レス) id: 71bdd36fd8 (このIDを非表示/違反報告)
無花果(プロフ) - わわわわわわっどっどうゆうこと? なんか、その、素晴らしいです。 いや、自分、12歳私立女子中学1年生なんですけど、こういう男主系は好きです。 有り難いです。 (2022年8月15日 23時) (レス) id: 2c86921cab (このIDを非表示/違反報告)
まつの(プロフ) - あまの。さん» コメントありがとうございます! 着眼点が凄い……!こだわっているポイントの1つなのでとっても嬉しいです✨ マイペースな更新頻度にはなりますがこれからも是非よろしくお願いします! (2022年8月14日 19時) (レス) id: 71bdd36fd8 (このIDを非表示/違反報告)
あまの。(プロフ) - 初めまして!夢小説なのに主人公からの視点の話が今のところ一切無いというのが、何を考えているのか分からない主人公という演出感満載でとっても素敵です……!これからも更新楽しみにしてます! (2022年8月14日 19時) (レス) @page5 id: 9e424abfc0 (このIDを非表示/違反報告)
まつの(プロフ) - はわわさん» コメントありがとうございます……!まだまだ謎多き主人公ですが、これからも是非楽しんでお読み頂ければと思います✨ (2022年8月13日 3時) (レス) @page19 id: 71bdd36fd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつの | 作成日時:2022年8月12日 18時