探偵社の自称最強異能力者さん【文豪ストレイドッグス】

有頂天探偵社＿＿捌 ページ27

ギャング「触んな！何が狙いだ！」


宮沢「いや〜皆さんが犯人かどうか教えて貰いたいんですよ〜！」


ギャング「あぁ？そんな話は知らねぇなぁ……なぁ？」


まるで僕達を嘲笑うように、ギャングの人達はケタケタと笑っている。


………絶対にこの人達が犯人だ。
僕はその反応を見て確信した。



宮沢「そうですか！それは失礼しました！」


中島「えぇ？！」


あろうことか、賢治くんは一言「知らない」と言われただけでその言葉を信じてしまった。


いやいやいや、それはダメだよ賢治くん……Aくんも何か……って立ったままウトウトしてるし……


宮沢「御協力ありがとうございます！」


「………んあ、もう帰るのか」


中島「ちょ、ちょっと賢治くん？！」



……＿＿＿＿＿




中島「どう考えても嘘でしょ？！あいつらが犯人だよ！例えば敵組織の人間を始末するために爆弾を使ったとか……」


ギャングの寄り合い所を出て、僕は直ぐに賢治くんにそう言い放つ。


当の本人は「はて？」とでも言いたげな顔をしてこちらを振り向いた。


宮沢「でも知らないって言ってましたよ？」


中島「確かに言ってたけど……」


宮沢「牛でも人でも、村でも都会でも、素直に気持ちを話せば通じ合えるものです……僕はこのやり方で失敗したことがありません」


中島「ほ、本当に……？」


宮沢「はい！」


本当に……そうなのだろうか……凄く真っ直ぐで綺麗な目をしているけど……本当に……


中島「それもそうだね！」


そうだ、きっと人は分かり合える。
人類皆友達とはそういうことだ、きっとそうだ！


「よし！一度戻ろっか」


中島「そうだね！」


ギャングの人達は怖かったけど、平和的に話し合いが出来て良かった！引き続き調査を頑張ろう！

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