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「…滝川さんは、弓道を初めてどのくらい経つんですか？」
滝川「もう15年経つよ」
「15年…すごい…すごいですね！」
三栖は、隣で目を輝かせている。
滝川「三栖は？絵を描き始めてどのくらい経つんだ？」
「本格的に描き始めたのは7年くらい前です。」
滝川「おっ、じゃあ俺と同じ9歳頃から始めたんだな。」
信号が赤になって、三栖を見ると嬉しそうな顔をしていた。
「同じ…ですね。」
鼓動が速くなるのを感じた
いいや、気の所為だ。
お互いの話をしているうちに、三栖の家の前までつく。
「滝川さん。」
三栖は、シートベルトを外し俺の目を見つめた。
大きく真っ直ぐな瞳に、吸い込まれそうになる。
「…もう少し貴方と一緒にいたいです。」
滝川「っ…」
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作者名：やよい | 作成日時：2024年2月22日 15時
