ラブブラやなあ2 ページ12
雑貨屋から2人が手を繋いで出てくる
2人とも顔が綻んでいて、本当に嬉しそうだ
「ありがとう、飛雄くん」
言葉と、感謝の意を込めて影山の手をぎゅっと握る
影山「おう(こんなちっちぇことでも喜ぶのか)」
恋愛初心者不器用男の影山からすれば、自分のと彼女のものを買っただけなのに、そんなに喜ぶのかという感じだろう
でも、Aが喜ぶことはなんでもしたい派な影山は次もそうしようと密かに思う
商店街を抜けて、住宅街の方へと歩く
その歩幅は、とてもゆっくりだ
……2人とも、久々に会えたから別れるのが惜しいのだろう
会話はずっと、平和
「あ、そうだ、最近のバレーはどう？」
影山「どうって？」
「楽しい？」
影山「おう、楽しい
それにな、日向っていうすげー運動馬鹿なやつもいる」
「ほへぇ、すごいんだね」
Aは、実は見に行けなかった試合もテレビなどでチェックするようにしている
その時、活き活きとトスをあげる影山を見ている
烏野高校の10番＿＿＿日向翔陽はそのトスを嬉しそうに打っている
どんなに辛い時でも、トスが上がることに対して楽しそうに
王様だったはずの影山の才能の行き場所が日向だったのではないか。そう考えているのだ
北川第一中学にいた時では、みんな余裕が無かった
影山も、勝ちたいが故に自分のトスに合わせて欲しい。
金田一達は、勝ちたいのに肝心なスパイクが打てない。スパイクが打てないトスでは意味が無い。影山が自分たちに合わせて欲しい。
お互いの思いがすれ違いにすれ違った話である
Aもそこまで知ってなお、付き合っている
しかし、Aはその時バレー部のマネージャーとしてなんて居なかったし、バレーの事も分からない
でも、好きな人は支えたい
……普段Aはものをねだるような人ではない
不安、なのだ
影山が才能の居場所を見つけてしまって、あんなに素敵な先輩方にも恵まれて
嬉しいことなのに、自分だけがここに取り残されそうで怖い
まだ知る由はないのだが
「……飛雄くん」
Aの家の前まで歩いて、声をかける
影山「どうした？」
不思議そうな顔で振り返る彼にわがままは言えない
「うーんとね、好きだよ、ずっと」
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北川第一高校→北川第一中学
完璧な間違いです、大変申し訳ありません
ご指摘頂いたPEACE24LOVER様、ありがとうございます
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ピエロ(プロフ) - 美羽さん» ご期待に添えられて良かったです〜！こちらこそ、リクエストありがとうございました〜！ (2020年4月21日 18時) (
レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 書き忘れました！イメージの更に上のいい作品でした！ (2020年4月20日 19時) (レス) id: c6cf9bb902 (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - リクエストの作品書いていただいてありがとうございます！とっても嬉しかったです。国見のちょうどいい独占感と無気力具合がめちゃくちゃ好きです！これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます！ありがとうございました。 (2020年4月20日 19時) (レス) id: c6cf9bb902 (このIDを非表示/違反報告)
ピエロ(プロフ) - ゆんみ。さん» 最初豪快にしようかとも考えたんですけど、可愛い方がいいかな……と笑 (2020年4月19日 23時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
ピエロ(プロフ) - ち！さん» ありがとうございます！！はい！！頑張ります！！ (2020年4月19日 23時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピエロ | 作成日時：2020年3月25日 23時
