ブラックもふもふ ページ9
.
「Aちゃ〜ん！迎えに来たよー！」
おう、もふもふ、回れ右してそのまま帰りやがれ
「今日はなんのご用がありまして？」
やっぱり周りの視線が痛いです
さっき話してたお嬢様A、めっちゃ睨んでくんじゃん
怖い怖ーい
「えっ！僕たちお友達でしょー？用が無きゃ会いに来ちゃ駄目なの？」
駄目だよ帰れ馬鹿野郎
ちょ、怖いお嬢様Aめっちゃ睨んでくるじゃん！
もふもふが友達とか意味わかんないこと言うからだよ！！
責任取れ馬鹿野郎！！！！
とは、言えず……
「お友達、ですか？」
と、惚けて見せる
「もうっ！昨日言ったじゃん！！！」
え？そうだっけ？
「あら、御冗談かと思いました」
ぷくっと頬を膨らませるもふもふ
多分、可愛いんだと思う
じゃなきゃ、きゃーって黄色い声は周りから聞こえないはずだから
まさかの悲鳴とかありえる？
「あっ、あの！」
私ともふもふの間に入って来たのはお嬢様A
もっと早く来いよな
「Aちゃん、行こー！」
けれど、もふもふは私の腕を掴んだ
……え？目の前のお嬢様Aは無視？
「まっ、待ってください！こんな子じゃなくて私とお話しませんか？」
お嬢様Aは顔を赤らめ、もふもふにそう言った
なんだ意外と可愛いところあんじゃん
「…………は？お前誰だよ。邪魔」
一瞬にして教室は凍りついた
普段からは考えられないくらいに鋭い目つきに低い声
もふもふ？
あれ、もふもふってこんなに無表情だったっけ？こんなに声低かったっけ？
「え、あ……で、でも」
お嬢様Aは泣きそう
なんか、可哀想だな……
「黙れよ。僕の友達を悪く言わないで
てか、王子に気安く話し掛けんな」
……怖い
初めてもふもふを怖いと思った
泣きだしてる子もいる
お嬢様Aなんて絶望してる
何、王子ってそんな強いの？
王子って、何？
「Aちゃーんっ！行こ！！」
私の手を引いて歩き出すもふもふ
その表情はいつも通りの笑顔だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 369人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Mg(プロフ) - 水無月天乃さん» わー！2個もコメントありがとうございます！評価ありがとうございます！そして記念すべき100票めおめでとうございます！Twitterのフォローもありがとうございます！これからもご贔屓お願いします！ (2020年11月15日 18時) (
レス) id: 335176d030 (このIDを非表示/違反報告)
水無月天乃(プロフ) - 何気に初コメでした。Twitterの方フォローさせて戴きました！連コメ失礼しましたm(_ _)m (2020年11月15日 16時) (レス) id: 9932609634 (このIDを非表示/違反報告)
水無月天乃(プロフ) - 記念すべき100票目は貰いました！ 続編の更新も無理せず､頑張ってください♪ (2020年11月15日 13時) (レス) id: 9932609634 (このIDを非表示/違反報告)
雨の夜 - 分かりました、わざわざ返していただきありがとうごさいます。体調に気をつけて更新頑張ってください(*^^*) (2020年11月9日 21時) (レス) id: 1e59db50fb (このIDを非表示/違反報告)
Mg(プロフ) - ライさん» 気づくのが遅くなってしまい申し訳ありません。9日の午後に続編の鍵を開けます。もう少しだけお待ちください (2020年11月8日 18時) (レス) id: 335176d030 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Mg | 作成日時：2020年7月31日 22時
